2008/02/21(木)00:37
留学生の事故
交通事故の相談業務をしていると、外国人の事故相談を受ける
こともよくあります。
先日、外国人留学生の被害者が日本語学校の講師に連れられて
来ました。
留学とは言いましても、勉強時間以外はアルバイト精を出す、
いわば勤労学生です。
事故はその通勤途中に起きました。
バイクで向かうときに、前方不注意の車と衝突~それから9ヶ月
学校にもアルバイトにも復帰できない状態なのだそうです。
しかし、保険会社の執拗な打ち切りに困惑され、この度の相談に
なりました。
問題は、症状は緩和していないのに保険会社は、医師に確認した
ところ、「症状は安定している」を理由にしているところです。
本当にそうであれば終結する方向ですが、当の本人は痛みで
長時間座っていることや、仕事に復帰することさえも困難である
と言っています。
つまり、自覚症状と医師所見が一致していないことにあります。
しかし、言葉が通じないので正確な自覚症状を伝えることなどが
できないため、具体的な検査もできない状態。
先ずは、現在の症状を裏付けるための検査が必要であり、追加で
依頼することになりました。
その後の展開は後日ということに…
しかし、日本に憧れて来たのに、事故に遭って勤務先もクビに
なり、保険会社からは邪険に扱われ、病院でも同じ扱いです。
周囲の冷たい仕打ちに耐えながら、将来は日本語の講師になりたい…
と諦めていない姿勢には頭が下がる思いです…