「人間は笑わないと幸せが来ない…」
瀬戸内寂聴さんの名台詞です。
交通事故に遭って治療を続けているけど快方に向かわない。
会社に復帰したものの、頭痛が治まらず、失敗を繰り返す。
治療を続けたいが、保険会社の打ち切り攻勢に遭っている。
こんな被害者の相談を受けると、決まって重苦しい雰囲気から~
つまり、精神面でかなりのダメージを負っている状態で、
早くこの状況から逃げ出したい、という気持ち…です。
確かに精神的ダメージが元で自律神経系に少なからずとも
悪影響を及ぼすことも考えられます。
損害のピークから治療と共に緩やかな線を描くように快方に
向かう事になりますが、精神面での影響が重なると長引く傾向に
あります。保険会社としても、治療が長引くことを恐れ、打ち切り
交渉に入ることはある意味仕方のないことでもあります。
原因が事故であったとしても、治療の効果が無いとなれば、
「固定」と考えるべきです。
そんなときにどのようなアドバイスをしても、満足行く方向へ
導くことは出来ません。
ただ、話を聞く、状況を理解する、解決法の選択を自分でさせる、
なるべくはき出させることです。
確かに時間はかかります、でも帰宅される際には必ず笑いが…
現状を打破することは非常に難しく、こじれている状態であれば
尚のこと、だから笑って気持ちを前向きにする事。
技術的な事を説明することよりも重要視しています。