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カテゴリ:保険会社の矛盾
今日の面談で、こんな話がありました。
「長期間の治療は得なのか?」 僕自身の答えはNOです。 損害賠償は、基本的に損失の補てんです。 確かに、慰謝料として付加的に精神的苦痛に対する賠償が 上乗せされることになりますが問題は社会復帰上のリスクです。 休業した期間が長ければ長いほど、復帰にはリスクが生じます。 百戦錬磨の野球選手でも、1年半のブランクを取り戻すのも容易 ではありません。一般の社会人と野球選手を一緒にするな!と 言われそうですが、実はそうでもないのです。 会社は社員と共に成長していくものです。中途で休暇を取って いる間に取り残されることもあります。仕事でも毎日、同じ事の 繰り返しでは無いはず。日々コツコツとスキルを得て社会人は 成長していくものだと思います。 無理をしてでも社会復帰するべき、と言っているのではなく、ある 程度区切りは早めに付けるべきと考えているだけのことです。 損失期間は短ければ短いほど、ロスは少なくなります。 ある医師から 「荒治療ではあるが、仕事復帰もリハビリのひとつ、いつかは 復帰しなければならないから、それなら早いほうがいい」 これも正当な考えでもあります。 治療が長引き、先行きが見えない方も中にはいます。 保険会社からの補てんがなされたとしても、それは過去の実績に 対する評価だけです。その期間は止まったままの時間なのです。 ですので、早めの症状固定で等級申請→示談交渉への移行が 理想的な解決策であると考えています。 慰謝料で上積みされても、取り残されたブランクに対する損失の 方が被害は甚大ではないでしょうか? 賛否両論、すべてがこれに当てはまる訳ではありませんが、 経験則上の意見です。 今日は少し硬い文章でした・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.01.07 01:02:49
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