それでは「男の星座」第1巻の感想です。
いきなり力道山VS木村政彦という伝説の試合からスタートです。
この試合に関しては各方面から色々掘り下げています。
この当時は梶原氏、というより主人公梶一太は柔道をやっていたからか木村寄りでしたね。
でも負けてしまい、尚且つ力道山と和解してしまったので大いに失望してしまいます。
話は前後しますが、一太は実は教護院出身だったと書かれています。
その教護院で壮絶なリンチが待っていたわけですが描写はありません。
でもこのときの経験を「あしたのジョー」で描いています。
その後一太は高校を中退しコックの見習いもやめて少年小説の世界に足を踏み入れます。
これが漫画原作者、梶原一騎誕生となりますが、その先の前途はかなり厳しいものです。
さて、ここからが感想です。
梶原作品の特徴である不遇からの成り上がりという流れは梶原氏自身の経験からなのかな…?
印象的だったのは一太の父(梶原氏の父)が少年雑誌の傾向を数ページ見ただけで見抜いたところですかね。
それと弟の真二(実弟の真樹日佐夫)ですね。
兄である一太を常にサポートするところがいいです。
というところで次回は第2巻へと続きます。