2010/06/28(月)00:23
伊雑宮
伊雑宮(いざわのみや)三重県志摩市磯部町上之郷 ■御祭神 天照坐皇大御神御魂(あまてらしますすめおおみかみのみたま) 内宮の別宮のひとつですが、神宮の元宮あるいは元伊勢とする説もあるとか。志摩国一宮と称せられ、「磯部の大神宮さん」とも呼ばれるそうです。ここのことを知らない人は伊雑宮を「いざわのみや」とは読めません。私は昔、荒祭宮(あらまつりのみや)を「こうさいぐう」と読んで笑われたことがありますが伊雑宮はそのまま「いぞうぐう」とも呼び称されているようです。 参拝したのは昨年の9月。強烈な陽射しのため思うような写真が撮れず、なかなかUPする気になれなかったのです。御贄地にふさわしい土地であるとして、倭姫命がここに宮を建てたと伝えられています。神宮外で天照大神を祀る神社ということで瀧原宮と並んで「天照大神の遙宮(とおのみや)」と言われています。別宮では荒祭宮、月讀宮、瀧原宮に次ぐ社格を誇り神宮では唯一「御神田(おみた)」を持つ神社。伊雑宮の御田植式(おたうえしき)は日本三大御田植祭として有名。(他のふたつは香取神宮、住吉大社の御田植祭) 宮地はさほど広くはありませんが、天に向かって湧上がるような御神気漂う境内です。近鉄・上之郷駅から歩いて5分ほどの場所ですが、電車を利用される場合は本数が少ないので、帰りの電車の時刻表を確かめて参拝することをお勧めします。 私はいつも、ここから神宮参拝をスタートします。伊勢市駅で下車せず、そのまま上之郷まで行くのです。少し足を伸してでも、参拝する価値は充分あります。伊勢に行くときは、伊雑宮と瀧原宮は外したくないと思います。 毎年伊勢に行っていますが、今年はまだ機会がありません。このブログを書きながら、行きたくてたまらなくなってきました。伊雑宮には佐美長神社などの境外所管社があります。次回はそれらも参拝したいと思います。 .