|
カテゴリ:癒しの場所
天の岩戸(恵利原の水穴)
あらかじめ事前にルートを確認したり、 地図を見て「予習」するということがなくなりました。 昨年の伊勢では、レンタカーにはナビがあるからと安心していたのですが、 そのナビの地図には「瀧原宮」が掲載されておらず、 ここ「天の岩戸」はナビで目的地設定が出来たものの、 とんでもない場所に連れて行かれました。 瀧原宮にはガイドブックの地図を頼りに、迷いながら大回りして到着出来ましたが、 この天の岩戸への訪問は断念したのでした。
今回のナビも信頼性に欠け、 天の岩戸の1km以上も手前で案内を打ち切られました。 ただし天の岩戸に関しては、事前にルートを頭に入れてあったので 今回は迷うことなく到着することが出来ました。 もちろん家内と二人でナビに悪態をつきながら。
山の中へと進むにつれ、神聖な空気に包まれるような感覚。 「天の岩戸」とは言え、ここが高天原であるはずがなく 神話の中の場所なので、 全国どこを探したって本物の天の岩戸などあるはずがないと思っています。 やはり天照大神のお膝元ということで、天の岩戸神話になぞらえた場所なのでしょう。 しかし「恵利原の水穴」という名前では物足らない場所であります。 ここは天照大神がお隠れになった場所でなくても、 天の岩戸という名称がお似合いの場所なのです。
ここの小さな写真を見つけたことが訪問のきっかけでした。 「今回はどうしても行きたい」と、なぜか家内がこだわっていた場所でした。 実は、私はあまり期待していませんでした。
しかしここが、「名水百選」の水だと言えば話は別。 自他共に認める「水フェチ」としては、 「名水百選」の看板を見た途端、ここが見た目以上に価値ある場所に思えたのです。 「名水百選」でなくてもここはご覧の通り、神聖でとてもすばらしい場所です。 ミキモト真珠の創業者、御木本幸吉氏はここの信者だったそうです。 境内(と、言っていいのか)にある楠は、御木本氏が植えたもので 「御木本楠」と呼ばれているそうです。
しばらく「名水」から遠ざかっていました。 お水をいただく「吉方」があるということはいい情報なのですが 同時に「よくない方位」があると知ればビビリます。 あまり気にし過ぎると、旅行も出張も出来ません。 今回は方位のことなど気にせず、ここのお水をたっぷりといただきました。 鳥居の向こうに水穴があり、そこから水が涌いているようです。 その水を2本のパイプで引いているのですが、 このお水をいただくために腰を下ろした瞬間、びっくりしました。 なんと水穴から冷気が吹き出していたのです。
この付近には「風穴」もあると聞いていました。 冷気が吹いてくるということは、この水穴 鍾乳洞のように奥が深いのかも知れません。
. お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[癒しの場所] カテゴリの最新記事
|