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カテゴリ:滋賀県の神社
. ■御祭神 活津日子根命(いくつひこねのみこと) 神話での天照大神と須佐之男命との誓約で生まれた、
活津日子根命は天照大神の五男神の第四子の神。 エンタシス風の脚を持つ、どっしりとした構えの鳥居。 。
。 鳥居をくぐる前から、この壮大な拝殿に目を奪われます。
御祭神は前述のように、天照大神の御子神。
■アマテラスとスサノヲの誓約(うけい)
記紀神話において、アマテラスとスサノヲは天の安河を挟んで対峙。 それぞれの持ち物から子を産むという場面。 スサノヲの持ち物からは三柱の女神(宗像三女神)が そしてアマテラスの持ち物からは以下の五柱の男神が生まれた。 正勝吾勝勝速日天之忍穂耳命(まさかつあかつかちはやひあめのおしほみみのみこと) 天之菩卑能命(あめのほひのみこと) 天津日子根命(あまつひこねのみこと) 活津日子根命(いくつひこねのみこと) 熊野久須毘命(くまのくすびのみこと)
長男の正勝吾勝勝速日天之忍穂耳命は「天孫降臨」神話にも登場。 母の天照大神はこの長男を天下りさせようと考えていた。 しかし彼は天下りしようとするも、ビビッて引き返したり なんだかんだと言い逃れて、結局は息子のニニギノミコトを推挙。 なので「天御子降臨」ではなく、「天孫降臨」となったわけです。 東近江市の阿賀神社(太郎坊宮)などに勝運の神として祀られているが、 実はちょっと残念な神様と言えるかも。 天之菩卑能命は兄に代わって降臨するも、大国主命に寝返ってしまう。 「天孫降臨」後は、大国主命を祀る宮殿(出雲大社)の神官を命ぜられ 出雲国造及び土師氏らの祖神となったとされる。
三男以下の神についての事績は記紀神話には記述がありません。 。
。 この神社に祀られる活津日子根命(いくつひこねのみこと)。
あの「ひこにゃん」の彦根市の名称は、この神に由来とする説もあるそうです。
でも「この神社。彦根市ちゃうやん」と、ツッコミたくなりますが
彦根市にも同神を祀る、彦根神社があるそうです。 。
。 彦根市の由来なら、
兄神の天津日子根命(あまつひこねのみこと)もそう言えるかも。
この神は三重県桑名市の多度大社に祀られています。
多くの氏族の祖となったと言われています。
と言うわけで彦根市は活津日子根命が由来と言うことで。。。
。
。 拝殿も本殿も現在は銅板葺きの屋根ですが、
拝殿の形状から元々は茅葺だったかも知れません。
だとしたら、伊勢神宮の正宮よりも見応えある社殿だったかも。 。
。 それにしても滋賀県の神社はスゴイです。 。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2025.04.07 19:32:47
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