1136560 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【お気に入りブログ登録】 【ログイン】

福岡・博多 人力車出張サービスで思い出イベント       あなたの夢を運びます!博多人力屋

プロローグ8



【人の縁・出会いの不思議】
平成8年2月17日(土)松本バスターミナル午前6時20分発の高速バスにていざ東京へ。終点の新宿バスターミナルにて下車後、JRに乗り換えて待ち合わせの上野駅へ。自分のイメージだけで勝手に「ひげ面のいかめしい顔をした怖い人」を想像していた自分の前に現れたFさんは意外にも普通の方であった。(サラリーマンだから当たり前だが・・・)
Fさんの運転するワゴン車で浅草に移動。社内にはイベント時に使用するであろうG社の名前入りの幟や提灯等が載せられていて、自分もこれから足を突っ込むかもしれない世界の一端を垣間見るようで否応なしに胸の高まりを覚えた。

浅草のこじんまりとした飲食店に私とFさん並びに奥様と3人で入り、いよいよ本題の人力車の話を聞くことに。恐らく今となっては私が仕事中に必ず聞かれるような、よくある質問から始めて実際に手に入れる為の資金・ルートの話へと話題は移る。その時、カラーコピーで見せていただいた人力車の写真は製造業者が2社あるうちの1社のもので、私が京都で見かけたのとは違うタイプの車であった。しかも、その値段を聞いてビックリ!自分の頭の中では「50万円位かな?」と思っていたが、耳に飛び込んできたのは何と、「一台165万円です。」という返答。これはもう趣味の領域で投資できる金額ではない。やっぱり、京都ではたくさんの台数を見かけたけど、よっぽどの資金力がないと同様の展開はできない、というのは偽らざる事実であった。
私はカラーコピーに写っているタイプではなく、京都で見かけたタイプの車のことを尋ねると、若干値段は安くそれでも150万円ということであった。

その後、車で駅まで送ってもらう移動中にプライベートな話題になった。Fさんは私が入った大学に不合格になり、関西の別大学に。逆に私が会社訪問の際に途中の面接で不採用になった某メーカーにFさんは就職という、不思議な境遇のことで盛り上がり一気にお互いに親近感を覚えた。次にFさんの口から出てきた言葉は「僕は実は和太鼓もやっているんですよ。本当は無法松の一生で有名な小倉の祗園太鼓をやりたいのだけど、教えてくれる人もいないのでとりあえず江戸助六太鼓を習っています。」と。何という巡りあわせ!小倉生まれで30数年、毎年祗園太鼓にだけは全国どこにいても帰省していた私にとってこの言葉ほど心をくすぐるものはなかった。
この事実を知るとFさんは余計に私との距離が縮まった感じで、「実は明日太鼓の練習をやるのですが、差し支えなかったら来られませんか?」私「今、小倉の友人が一人東京にいるので、よかったら彼も誘ってみましょうか?」こんなやり取りを交わした結果、東京では珍しい大雪になった翌日、とある公民館のような建物の中で小倉の幼なじみ白井健二と二人で小倉祗園太鼓の手ほどきをやらせていただいた次第。人の縁とは不思議なもので、同じような価値観を持った人間同士は出会うべくして出会うというのが率直な感想。そんな不思議な巡り合わせに少し興奮気味に新宿19:30発の高速バスに乗り込み、松本へと帰途を急いだ。
to be continued・・・






Copyright (c) 1997-2018 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.