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福岡・博多 人力車出張サービスで思い出イベント       あなたの夢を運びます!博多人力屋

創業期4



【あっけない博多の町デビュー】
その後、6月末までは肉体労働のバイトをやりながら博多の町中にデビューするタイミングを見計らっていた。そしていよいよ6月29日(土)小串氏と共に衣装を着て練習しようという話になり、石蔵酒造さんから何故か訳もなく櫛田神社方面に向かって歩き出した。この時の衣装はまだ半纏が完成しておらず初夏ということもあり、サラシを腹に巻いた和太鼓スタイルに地下足袋といういでたちであった。
酒蔵を出てから大博通り(JR博多駅前の大通り)にさしかかると車の通行量は一気に増え、さすがにドライバーの方の視線が気になる。信号が青に変わるのを今か今かと待った後、人力車はいよいよ櫛田神社の参道へ。博多が地元ではない自分たちは近所の方から白い目で見られるのではないか、とおそるおそる歩いていると、近くのお店やお宅からオジサン、オバサン達が次々出てきて妙に親しげに声を掛けられる。
「人力車!懐かしいねえ。何しようと?」
「これから人力車を使った仕事を始めようと思って練習に来ました。」

福岡市の管轄する博多町家ふるさと館の建物辺りでその波はピークに達し、そこの管理課長Mさん始め職員の方までぞろぞろやって来られた。いきなりM課長から「今、新聞社に電話したので取材に来るまでここで待ってて。」とか櫛田の焼き餅屋の大将・荒牧さんから「俺が櫛田神社の宮司に話をつけるから1000円でお祓いを受けさせてもらって来い。」とか訳のわからない大騒動になり、練習どころではなくなってしまった。しばらく待機していると西日本新聞社の担当のH記者が現れ、早速取材を受けることに。
時期的に翌月の7月1日から博多祗園山笠の祭りが始まることもあり、これをキッカケに営業開始します!と勢いで言ってしまった。ただの練習で来たつもりがいきなり創業へ、というのが偽らざる真実なのであります。

【平成8年7月1日、人力屋創業の日】
博多祗園山笠初日のこの日、櫛田神社表参道(博多町家ふるさと館前)にてめでたく人力屋の開業となった。とはいえ大した準備もしておらず、料金表をパソコンで作ってプラスティックのファイルに入れた程度のことだ。料金も気軽に乗れるようにとの単純な発想で、お一人様 10分 1000円の設定。山笠の祭りは始まったとはいえ、この日1日は平日(月曜日)で人の姿もまばら。この場所で営業してみて初めてわかったが、知名度のある神社なのに普段は閑散としているのだ。ゲッ!これは大変な場所で営業を開始してしまったと後悔したが、新聞に出た以上後にはひけない。とりあえず約2週間の山笠期間は売上に関係なく継続しようという話に落ち着いた。
to be continued・・・




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