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福岡・博多 人力車出張サービスで思い出イベント       あなたの夢を運びます!博多人力屋

創業期7



【婚礼初仕事】
8月18日(日)「一つある会」にて知り合ったKさん(通称りょうまさん)の結婚式に初の婚礼仕事として呼んでいただく。が、何と会場は桜坂にあるセレナーデというレストラン。福岡在住の方ならご承知のとおり、すごい急勾配の坂道のある場所だ。坂を下った場所にある和食の店で二次会をやるので、そこまでの移動に利用したいという。どう考えても一人の力であの急坂を下りきるのは危険なので、友人衆にも後に回って車を支えていただくよう了解をもらった上でゴーサインを出した。婚礼当日、福岡の会場では人力車初お目見えとあって、出発前に全員で記念撮影をする際には異常な盛り上がりを見せた。そして大勢の友人に囲まれた車はまるで御輿のような状態で無事二次会会場にたどり着いたのであった。

【門前払い状態の営業】
翌日のA新聞夕刊。以前取材を受けた時の記事がでかでかと掲載される。見出しは「博多の街に人力車戻る」。さすがにインパクトはあったようだが、この記事を見て問合せをされてきたのは仕事の依頼ではなく、いずれもマスコミ関係の取材依頼の話ばかり。その第一陣がRKB、KBC、FM福岡といったラジオ局で続く第二陣がTNCのテレビ局といった感じ。まあ、単に変わり者が人と違うことをやっているだけのことだが、マスコミに取り上げられれば何らかの宣伝にはなると思い、来るものは拒まず状態で全てお引き受けした。その合間にも何とか仕事に結びつけようという一途な思いだけで色々な場所へ営業に出向いた。筥崎宮の夏越祭や博多おくんち、ホテルを筆頭としたブライダル関連会社、料亭、そして極め付きはオープンして間もないキャナルシティ運営会社。ここのT社長には以前山笠の時に偶然お会いしていたことから、社長室にいた私の高校のOBの方を訪ねて行く。この時はさすがに気合を入れて生まれて初めて作成した企画書を携えて緊張の面持で乗り込んだ。この日の手帳には「決戦。生か死か!」と記入しているとおりその時の意気込みは相当なものだった。が、その結果は見事に玉砕!営業に出向く先全てがアイデアだけは面白いと言って下さるが、全く仕事には結びつかない。とにかくほとんど実績がなく創業して3、4ヶ月の状態では信用も限りなくゼロに近く当然のことであろう。これまで訪販の化粧品の世界しか知らず、これから自分が関わろうとしている業界のことや商習慣、取引先とのコネクション、どれをとっても全くの白紙状態であった。

【屋台の方との出会い】
そういった営業活動と並行して以前可能性を見出した「夜の観光営業」を少しずつでも実行するべく、9月初旬の土曜日夕方から実験的に動き始めた。特にあてがあるわけでもなく、昭和通りを中洲方面に向かい、ちょうど中洲バス停前にある「大政」という屋台にさしかかった時に中にいるお母さんから呼び止められる。
「あらー、どうしたと?」「夜の観光案内みたいなことをやろうと今日初めて中洲まで出て来ました」「そうね。まあ私がおごるから一杯飲んで行きなさい」
言われるままに小串氏と二人ビールをご馳走になり、しばらくその屋台でお客様を交えて話し込んだ。この時、単身赴任のおじさんに「ご祝儀や!」のノリで初乗車までしてもらい、不安な気持ちも薄れて本当にうれしかった。それまで会社関係や団体の方に時に冷たくあしらわれていたのとは逆に見ず知らずの自分たちを歓迎してくれ、声援を送ってくださった優しさは今でも鮮明に覚えている。しかもちょうど屋台を改装したばかりで翌週に予定していたお得意様のみ招待の感謝デーに仕事として呼んでいただけることになった。その場にあまり長居するわけにはいかないので、屋台にいる皆様に丁重にお礼を言った後、那珂川周辺をぐるぐると流しながら乗車希望者を探す。週末(土曜日)の夜は近隣の会社もほとんど休みの為、県外の方と遭遇する確率も高い。中洲のネオンをバックに人力車で散策という粋な楽しみ方を発見し、昼間よりは需要はあるなという手応えを少しだけ感じた初めての中洲の夜営業となった。
to be continued・・・







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