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福岡・博多 人力車出張サービスで思い出イベント       あなたの夢を運びます!博多人力屋

創業期8



【二台目の人力車とトラックへの投資】
平成8年11月7日(木)二台目の人力車納車。かねてよりイベント時の一台での運営には無理があることを認識し、思い切って投資。また同じ頃、小串氏より知人の整備工場に中古のトラックがあるので見てみないか、といった連絡が入る。即小串氏と共に二日市まで出掛けモノを見せてもらう。外装を真っ白に塗り直した1トンの箱車(ベースはトヨタ・ハイエース)で今まで布団屋さんがリースで使用していたという。布団屋さんだけにほとんど痛みもなく中古車の程度としては上。しかも箱車に改造するだけで100万円以上もかかるものが60万円弱の売値で出ていた。これまで遠方への出張にはレンタカーを利用していた為、この経費が馬鹿にならない。今後の展開を考えればこのトラックは何としてでも手に入れたい、と判断し購入を決断。実はこの時、トラックの寸法を正確に測らず勝手に2台の積み込みが可能であろうと思っていたのだが、実際に載せてみるとぎりぎりセーフの大きさ。購入した後になってほっと胸をなでおろしたというのが本音だ。

【フリーター復活】
週末の夜限定の中洲営業は1ヶ月半ほど継続してみた。ただいかんせん飯が食えないことには存亡も危うく、11月頃には再びフリーター中心の生活に舞い戻り、自然消滅した格好になってしまった。この当時出向いた主なバイトは
キャラクターショー裏方スタッフ(カーレンジャー・ドラゴンボール)、テント設営撤去、運送会社トラック助手、熊本ドーム建設現場、引越し作業、リサイクルショップ・ドライバー兼運搬員等。

【七五三のニーズ発見】
下関在住の妹との電話での何気ないやり取りの中で「七五三の時は着物でお宮参りに出向くので、仕事になるのでは?」みたいな話を聞き、早速規模の大きな筥崎宮に交渉。とりあえず11月半ばの土日限定ということで、了承をいただく。11月16日(土)小串氏と共に人力車1台で出向き境内にて待機。私の記憶ではお子様の乗車が中心になるということで、参道での試乗体験を一回500円、ポラロイド写真一枚500円の料金設定で当初は運営したと思う。七五三時期の営業自体初めてのことなので、こちらも要領を得ず最初はかなり胡散臭そうな目で見られた。中にはこちらと視線を合わせないように子供の手を引き、足早にその場を去って行く方までおられた。ただ、誰か一人が乗車されると、それにつられて次々に乗車されたり、動かなくてもいいから手持ちのカメラで写真だけ撮らせて欲しい、といったニーズが次第に出てきた。この「手持ちのカメラで写真だけ撮らせて欲しい」というニーズに対する料金設定が最も難題であった。300円、500円といった設定で固定すると「そんなに払わないといけないのなら止めとこう」という人もいるだろう。また、とにかく誰かが利用しているのを見れば相乗効果で人が集まって来ることを学習した自分たちは誰もが気軽に利用できるよう、「お代=お気持ち」という究極の選択をした。これだと極端な話、1円でもOKなので誰もが利用しやすいことだけは事実だ。初日は間に合わなかったが、その日の夕方川端商店街で購入した5,000円もする賽銭箱を携え、翌17日(日)再び筥崎宮に出向く。この時はより相乗効果を考えて人力車も二台動員し、作戦決行。この作戦が見事にあたった!

【商売は心理ゲームだ!】
最初のお客様が近寄って来るまでには少し時間を要したが、一旦誰かが利用しているのを見るや次々とお客様が寄って来られた。しかもお代=お気持ちということで各自自由に小銭を賽銭箱に入れてくださるので、釣銭の必要もない。お昼ごろにはピークを迎えて人垣ができ、順番待ちの行列までできていた。この段に至っては小串氏と二人、必死でお子様方を車の上に担ぎ上げては降ろすという作業に没頭。ふと本当にみんな代金を入れてくれているのだろうか?という思いが頭をよぎり、賽銭箱に視線を移して驚いた。何とそこには千円札が多数押し込まれているではないか!しかも一旦千円札が入っているのを見ると、次々に千円札が入って来る。当然「お気持ち」ということであるから、こっそり小銭を入れる方ももちろんいらっしゃる。でもより多くの方に利用してもらうために苦肉の策で考えたこの作戦は大成功だ!と表情には出さないものの心の中で思いっきりガッツポーズをした。この時の経験からまさに「商売は心理ゲームだ」ということを確信した次第である。
to be continued・・・




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