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闘いの日々8



【大手企業でのぬるま湯営業】
2000年11月13日より、天神ど真ん中に拠点を構える大手通信会社N社の派遣営業社員として、新たな仕事が始まった。月~金のみの定時勤務(9時~17時30分)で基本的に残業もなし。また営業と言っても既存の取引先である大手企業が中心で、基本的に会社同士の力関係で成立している市場のつなぎ留めのようなものであり、一個人の才覚が発揮できる類のものではない。いわば“超ぬるま湯営業”のために時間を拘束されるだけで高額報酬の約束された超美味しい仕事にありつけた訳だ。しかも半年~一年位は、その条件での契約がほぼ確約されており、本業との二足のワラジ状態を継続するのに、うってつけの仕事となった。これまで数年間の底辺のような生活から抜け出し、過去のサラリーマン時代みたいに余裕のある安定した生活が目先可能となった。ただ近い将来のことを考えて月10万円は貯金することも忘れなかった。

【ベンチャー大学の栢野さんとの出会い】
年が明けた2001年、名実ともに明るい21世紀の幕開けとなった。派遣営業社員+自営業の二足のワラジ生活は精神的な余裕をもたらし、目先の生活不安は解消した。が、こんな恵まれた環境がいつまでも続くことはあり得ないという危機感だけは常に頭の中にあり、本業一本で食えるようになるための勉強の必要性を感じたのは自然の成り行きであった。前年2000年の3月8日、前職後輩K氏の紹介でインタークロスの栢野さんという方の事務所を訪問。事務所に入るやいなや私が驚いたのは、所狭しと並んでいる書籍や自己啓発教材が自分の部屋の本棚に並ぶものと非常に似通っていたこと。すぐに親近感を持った私は、まずは気楽に参加できる缶ビール雑談会に顔を出すようになった。同じように起業して間もない零細個人事業主の方が三々五々集まって交流することができ、それまでほとんど相談相手のいなかった自分にとって、気を紛らすことのできる貴重な場となった。当時知り合ったのが宗像で自動車整備工場経営のマイスター・坂本さんや行政書士の音○さん等で、今でも交流が続いている。またその流れの一環で年明けから気合いを入れるために有志で早朝勉強会をやろうという話が持ち上がり、栢野さん事務所で開催することが決定。第一回目の2001年1月15日(月)朝7時、時間に間に合うよう早起きして家を飛び出し自転車にまたがる。外はまだ真っ暗な上に、その日はあいにくの雪となり、結局参加したのは自分一人だけであった。その後数回は主催者の栢野さんと自分の二人だけの勉強会を当時新聞配達をしていた栢野さんの帰りを待って開始というパターンが続く。そのうち一人また一人と次第にメンバーが増え、平均すると5~6名位の勉強&雑談会になった。2月末には初めて、栢野さん主催の「ベンチャー大学」というセミナー&交流会に参加し、当日の講師である石村萬盛堂・石村社長の講演「時代は今、企業から家業へ」に非常に感銘を受けた。

【束の間の東京出張生活】
相変わらずの通信営業を半年ほどやっていたある日、その年の後半からスタートする新体制に備え、派遣社員の中から一人だけ東京への長期出張を命じられる話が持ち上がった。期間は6月末から8月初旬までの約一ヶ月半。ちょうど本業の仕事はオフシーズンにあたり、土日に自分が不在でも代わりのスタッフを手配することは可能。一度は東京での仕事を夢見たことのある私は、迷わずその話を引き受けることにし、6月25日には東京へ移動し、翌日の朝から早速日比谷の本社へ出勤する生活が始まった。

現地での住まいは、東急目蒲線「西小山」駅近くのウィークリーマンション。東京での初めての電車通勤や適度な通勤ラッシュも期間限定の私にとっては、苦痛というより刺激的で、束の間の都会生活をエンジョイした。仕事場となった本社内には、東京並びに全国から集まった私同様に派遣営業で生計を立てるメンバーが大勢いて、こんな仕事の選択肢もありかと安心感を持てた。中にはよりスキルを高めることによって、派遣の専門職的な働き方をされている方もいて、さすが東京の市場は地方とは違うなと驚かされた。そんな環境下で仕事をしていると、ホワイトカラーの派遣職としてスキルを磨いて生計を立てる方が将来性があるかも、といった邪念が時には頭をかすめた。が、派遣職という働き方には必ず契約期間という期限の設定があり、会社の都合でいつでも首を切られるリスクを伴うのが宿命。何より自分には福岡拠点で細々とながら自営している仕事があり、今の業務は目先の自活手段と割り切って専念するよう、頭を切り換えた。この選択はやはり正解だったと(この文章を書いている2009年の今)昨年来の派遣切りの報道を聞くにつけ、痛感している。

to be continued・・・



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