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佐渡フル・トライアスロン



一口にトライアスロンと言ってもショートからロングまで様々な距離のレースがあり、やはり誰もが一度はチャレンジしてみたい究極のレースがフル・トライアスロン。私も例外でなく、レースに出場し始めた2年目、通算4回目のレースで挑戦することになった。

時はバブル真っ只中の平成2年9月2日。トライアスロン・ジャパンカップin佐渡に参加する為、当時の勤務地であった岡山からマイカーで新潟の佐渡へ。途中の直江津港に車を置き、ジェットホイルに乗り換えて佐渡島へ渡る。この過酷なレースに出場するのに参加費だけで26,000円、それに宿泊費&渡航費で29,390円(ガソリン代・高速料金は別途)ととにかく莫大な費用がかかる。一般の方にはしんどい思いをするのに何故それほどお金をかけてまで参加するのか、ほとんど理解不能なストイックな世界。

で、肝心のレースであるが、水泳3.9km・自転車180km(佐渡島一周)・マラソン42.195kmの距離を制限時間15時間30分以内でという、まさに鉄人レースの名に相応しい狂った世界。朝6時半の号砲と共に水泳がスタート。最も苦手な水泳で完泳できるかどうかが懸念されたが、無事クリア。陸に戻って来た時には波に揺られた後の船酔いのようで、足元はフラフラの状態に。何とか自転車置き場にたどり着き、最も得意な競技に。アップダウンの激しい佐渡島を丸ごと一周するわけだが、海も景色も綺麗な中を疾走するのは何とも快感。その後のマラソンに移る頃には既に夕方に。

最後の最後にフル・マラソンを走るわけだから、その疲労の度合いは半端でない。しかも早朝から起床してレースに臨んでいるので、マラソンで走っている最中には猛烈な睡魔が襲ってきた。嘘のような話だが、走る格好のまま時折居眠りしてしまい、道端の側溝に危うく落ちかけることが何度か。レースも終盤に近づくと次第に制限時間の壁が立ちはだかる。マラソンコースの途中から選手を収容するバスが後方に現れ、時間に間に合わない者は容赦なく捕獲され始めた。自分の後方間近のところにまでバスが迫って来たので、完走は断念しなければと半ば覚悟を決める。が、ラッキーなことにコースが大きな道路から枝分かれした細い道へと入り、どう見てもバスは進入できない。コース残りも後数キロであり、これで何とか首の皮がつながった。

結果、タイムリミットには間に合わなかったが、夜10時半頃に水泳の出発地点でもある佐和田の海岸に設けられたゴール地点に無事帰還することができた。手元のタイムは15時間59分19秒。あいにく完走証は手にすることができなかったものの、ゴールにたどり着けたことに感無量。この年を最後に、トライアスロンのレースからは遠ざかったが、自分にとっては大きな金字塔となった。



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