日経平均は後場50円程度の狭い値幅に
日経平均は5営業日続伸。144.59円高の17897.23円(出来高概算23億8600万株)で取引を終えている。14日の米国市場が大幅続伸となり、シカゴ先物清算値は17950円と大証比較で170円高となった。また、10-12月期GDPは年率換算で4.8%増と、予想(3.8%増)を上回る内容となり、銀行、損保、小売などへの買い安心感につながっている。これにより、日経平均は寄り付き直後に一時17911.58円まで上昇する場面をみせている。ただ、先物市場で寄り付き直後に大口買いが入った後は上値を積極的に買う動きは限定的となり、次第に上げ幅を縮めている。昼のバスケットがやや買い決めとの観測から再び17900円に乗せる場面もみられたが前場の高値は超えられず、日経平均は50円程度の狭い値幅での推移となっている。 ナスダックの強い動きを追い風としてハイテク、国際優良株が上昇しているが、アドバンテスト、ソニーが冴えないなど高安まちまち。GDPを受けて損保、銀行、小売などが強い動きをみせているほか、薬品株も堅調。一方、不動産、電力、鉄鋼などは利益確定に押されている。M&A思惑で動意付いていた非鉄セクターも本日は利食い優勢に。その中でソフトバンクの強い動きが目立っており、小売、薬品とともに日経平均をけん引している。東証1部の騰落銘柄は値上がり1158に対して値下がり452、変わらず104と値上がりが全体の7割近くを占めた。 【株式会社フィスコ】より明日は週末、日経平均どちらに動く???【365日間返金保証】団塊世代のための株式投資