カテゴリ:短歌
2月23日(金)
短歌集(194) 中公文庫:日本の詩歌29より 昭和五十一年十一月十日初版 藤沢古実(8) 柴山の落葉にこもる春蘭の清きつぼみをつみにけるかな あたたかき小楢林にかがまりて掘る春蘭は人にわかたむ 山菅の実のいつくしき目をもてりあひ見し日よりしたになげかゆ 雲動けばうごくとなげき日のさせば眉根開き言ふをとめなりけり 亡き父のつひの門出と新しき草鞋を吾は穿きてかなしも (つづく) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.02.23 07:28:57
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