カテゴリ:俳句
3月19日(火) 俳句入門(抜粋:後藤)(190) (作り方と上達法) 著者:嶋田洋一 昭和53年6月3日発行 付録 古今の俳句鑑賞(16) 3,現代俳句の鑑賞(10) 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ 杉田久女 「花衣」:春の季題。花見に着て行く着物。 「花衣ぬぐや」と直線的に脱ぐ気勢をみせます。次に「まつはる紐いろいろ」と結び止めにして、なかなか脱げないでいる時間を感じさせます。 春の夜の顔あまやかす牡丹刷毛 日野草城 この句では「あまやかす」という言葉の発見が、この句をおもしろくひきたてているすべてです。「春の夜」という季題も、この内容にぴったりしています。 (つづく) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.03.19 07:41:54
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