カテゴリ:短歌
4月27日(土) 歌集「蝸牛節」(藤岡武雄第十歌集)(64) 平成28年発行:あるご短歌会 *:三島市在住。歌人。日大名誉教授。わたしが、静岡県歌人協会の役員の折、お世話になりました。(著者90歳の時出版した歌集、現在は98歳です。) 秋抱きしめて(1) お互いに老いの姿を見比べるわが日常が住みつきてをり 寝台に橫たはるときひたひたと足の先よりいのちがのぼる のぼりゆく温度計の赤き舌シャツを一枚ぬぎてかけ出す 一心に溜めし思ひは消えもせず闊歩してゆくことば「断捨離」 幾度も地震に揺らぐわが家の秋抱きしめてゐる蔦の紅 (つづく) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.04.27 07:34:50
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