カテゴリ:短歌
5月1日(水) 歌集「蝸牛節」(藤岡武雄第十歌集)(67) 平成28年発行:あるご短歌会 *:三島市在住。歌人。日大名誉教授。わたしが、静岡県歌人協会の役員の折、お世話になりました。(著者90歳の時出版した歌集、現在は98歳です。) 日々多忙(2) 寂しいよ 寂しい悲しい老人の口より出るたび靄となりゐつ ぱりぱりとハリハリ漬けをかみながらとび出す若さなつかしきかな 霧深き一山越えて下りたれば展開の海すつきりと紺 ゆたりゆたり波は寄せくる わが前に呪ひの顔をいつ見せるやも 次々と行事こなしてひと月の終れる頃は 蛇のぬけがら (つづく) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.05.01 07:56:38
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