カテゴリ:短歌
5月4日(土) 昭和萬葉集(巻十三)(130)(昭和三十五年~三十八年の作品) 講談社発行(昭和55年) Ⅱ(28) 生活の歌(11) 夜の歌(2) 佐野つね びつしりと扉の外に充ちてゐる闇が無数の眼のごとき夜ぞ 新海五郎 山駈けしカモシカの皮わが持てり夜々に敷きつつ預言書を読む 柴谷武之祐 しらしらに近づく夜の雲ありて氷を噛みし吾は眠らむ 草市 潤 腹のへこみし俎板のうえ素直なる葱のさましてねむるなり 真鍋綾子 寝袋にくるまりてねむる夜におもふ屍さらさぬけだもののこと
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最終更新日
2024.05.04 07:20:45
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