カテゴリ:俳句
9月27日(金) 現代俳句(抜粋:後藤)(178) 発行:昭和39年5月30日 川端茅舎(22) 冬晴をすひたきかなや精一杯 「心身脱落抄」と題した最後の句です。「そと咳くも且つ脱落す身の組織」「冬晴を我が肺は早吸ひ兼ねつ」「冬晴をまじまじ呼吸困難子」「冬晴を肩身にかけてすひをりしか」に続いています。ここには、もう技巧も見栄もありません。ぎりぎりの希いをそのままつぶやくように吐露しているだけです。 (つづく) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.09.27 07:17:36
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