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晴 陶 句 読

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2020.01.20
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カテゴリ:俳句&本紹介
​​​​『わるい食べもの』

・千早 茜       ・集英社

~40篇の「食べもの」エッセイ集。1979年北海道まれ、小学校時代の大半をアフリカで過
ごす」とあり、アフリカはザンビアの後 宮崎の柑橘ー京都は20年ー金沢の妹ー取材やひ
とり旅で尾道他各地の「食べもの」で溢れかえる・・・もっとも、編集担当T嬢がらみ。

「殿こと夫」「北海道にすんでいた頃、両親は共働き」「獣医師の影響がある。父は病
理が専門」等々により漸次プロフィールも浮かび上がってくる。

『吉田類の酒場放浪記』や『サラメシ』も見「自分で言うと嫌味だが、私はわりときちんと
した生活を愛する人間だ。(中略) 食に関しても(中略)あらかじめ常備菜を(中略)スト

ックしておく(以下略)」「暴食するときは、たいてい精神状態が悪い時だ。」・・・尾道で
は、こんなことも「私は小説家だから(中略)政治に意見したり世論に言及したりするこ

とはなるべく避けてきた。でも戦争は遠い話ではなく、半径数メートル以内の世界のこ
となので肌で知った。」 「国が戦争を始めたら、誰かが人を殺しにいかなくてはいけな
い。国で待つ大切な誰かのために自分を犠牲にしなくてはいけなくる。」 !!などとも。


​​大寒の早暁ぬくし月の舟




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最終更新日  2020.01.20 14:42:19
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