カテゴリ:俳句&本紹介
『わるい食べもの』
・千早 茜 ・集英社 ~40篇の「食べもの」エッセイ集。1979年北海道まれ、小学校時代の大半をアフリカで過 ごす」とあり、アフリカはザンビアの後 宮崎の柑橘ー京都は20年ー金沢の妹ー取材やひ とり旅で尾道他各地の「食べもの」で溢れかえる・・・もっとも、編集担当T嬢がらみ。 「殿こと夫」「北海道にすんでいた頃、両親は共働き」「獣医師の影響がある。父は病 理が専門」等々により漸次プロフィールも浮かび上がってくる。 『吉田類の酒場放浪記』や『サラメシ』も見「自分で言うと嫌味だが、私はわりときちんと した生活を愛する人間だ。(中略) 食に関しても(中略)あらかじめ常備菜を(中略)スト ックしておく(以下略)」「暴食するときは、たいてい精神状態が悪い時だ。」・・・尾道で は、こんなことも「私は小説家だから(中略)政治に意見したり世論に言及したりするこ とはなるべく避けてきた。でも戦争は遠い話ではなく、半径数メートル以内の世界のこ となので肌で知った。」 「国が戦争を始めたら、誰かが人を殺しにいかなくてはいけな い。国で待つ大切な誰かのために自分を犠牲にしなくてはいけなくる。」 !!などとも。 大寒の早暁ぬくし月の舟
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