1555528 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

晴 陶 句 読

晴 陶 句 読

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2020.01.24
XML
カテゴリ:「本」の紹介
​​​​『生きるとか 死ぬとか 父親とか』

ジェーン・スー        ・新潮社

~著者1973年生も東京生まれの"日本人"。作詞家、コラムニスト、らじおパーソナリティ。
タイトル通り、「生・死・父」を語る 「26篇エッセイ集237ページ。

「わが家の元日はね墓参りと決まっている。『我が家』と言っても、77歳の父と42歳の
娘だけの、限界集落ならぬ限界家族。元日の墓参りが決まりごとになったのは、母が

18年前に鬼籍に入ってからのことだ。(略)」と、始まる篇は「この男、肉親につき」
「父」の波瀾万丈というか破天荒というか楽天家というか、が家族を巻き込んで"いく。

戦中焼夷弾で「家が焼かれてなくなった。それは悲劇以外のなにものでもない。しかし
今日も明日も生きていかねばならない。だから焼夷弾に焼かれた茄子を家族食べる」

父に聞く「『戦争のあとひどい不景気だったと思うけど。回復したなって体感できたのは
いつごろだった?」 『そうね、朝鮮戦争が始まってからだね』 なんとも後味の悪い話

だ。戦争の痛手から立ち直る起爆剤は、次の戦争だったか。(以下略)」「戦争から父
が学んだことは、戦争は絶対悪であるということ。そして、(中略)とにかく生き抜くのが

最優先だということ。(以下略)」 「なんてこった。あのドナルド・トランプが大統領に決まっ
てしまった。」 父曰く『男はさ、弱みを見せたくないから、年をとると友達が減るんだよ

な』・・・「2017年3月に無事79回目の誕生日を迎えた。」・・・「記憶のなかに母を見やる
と、母と私の間に父が立っていた。」・・・


​​​​





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2020.01.24 15:30:25
コメント(8) | コメントを書く
[「本」の紹介] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.