カテゴリ:「本」の紹介
『東京 しるしのある風景』
・松田 青子 ・河出書房新社 〜2017発行、1979年兵庫県生まれの「あおこさん」が、「東京」を楽しく紹介するのは、 【風景印】です!! 知ってましたぁ? 風景印、〜「郵便局で押してもらえるスタンプの こと」「二年間にわたり、東京i二十三区の風景印を集めました。この本は、23区にある 風景印をすべて網羅しているわけではまったくなく、その時々、天候や私の調子ー略ー ムリのない範囲で、自由に集めた個人的な記録です。」 千代田区〜神田郵便局・小川町・麹町他 スタンプ柄は、ニコライ堂・古本屋街・ホテル ニューオータニとか身近で親しみある「柄」に親近感大!! ビル内郵便局や路地奥にもある郵便局、しかも 各局とも「おごそか」「と言っていいほど 丁寧に取り扱われている「風景印」なのでした!! 番外編には、吉祥寺・姫路市・富岡市。 各ページに、スタンプカードにはられた切手に掛かるかかからぬ程度に押された「風景印」 ある208ページ。 知らなかった名所を知り、小幡彩貴さんの レトロな感じのイラストと相まって!! 『私捨悟入』 ・安野 光雅 ・朝日新聞出版 〜2020/8発行とあるから、逝去前四ヶ月前 本書の完成をご存知だったと思いたい。 タイトルからして著者らしいが、『忙中閑話』2014〜2019の連載と下記下ろしを加え構成。 317篇におよぶ、おそらく「遺しておきたい」言動・生立ち・故郷・人的交流譚等のエッセ イ集 装画ある 106ページ。 ・ハエ取り週間 ・憲法は「文語体のほうがいい」と殿下ははっきりとおっしゃった。美し いと。・日大のアメフト「事件」にも触れ ・やっぱり日本の伝統行事はいいなぁと思う。 ・半藤一利の『B面昭和史』がとてもおもしろい。・パッチワークで絵画的表現をしないで ほしい。われわれの仕事がなくなるから。・江國滋、澤地久枝、森毅・・・話題も自在!!! 巻末に「あんこみつまめ先生」と題し 石島ユタカ氏〜「1951年4月。敗戦後の暗雲を払拭 するかのように、満面に笑みを浮かべた天然パーマのイケメン先生が三年一組の教室に入 ってきた。ー略ー 先生は私より先には逝かないやくそくになっている。ー略ーこんな師弟 関係をもっている私は幸せだ。」と2015年付の手紙も、、、、。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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