カテゴリ:「本」の紹介
『主婦と演芸』
・清水 ミチコ ・幻冬舎 〜図書館の書架で、いつも目についていたのに「既読本」イメージで通りすぎていたものの、 昨今新聞書評から食指のうごくものなければ、手にした一冊! 読んでいなかった2013/4発行!! 年度ごとの、エッセイ集で、各年大橋裕之氏のイラストある289ページ、2006〜2012年の活躍 ぶり満載。笑劇場!!! ・・・十年以上経っておれば「出演」芸能人も今やムカシの感のヒトも多! その中にあって、『今』もは、ユーミン・黒柳徹子・森山良子・光浦靖子、何よりも矢野顕子 さんらとの交流譚の賑やかさ。飛騨高山にも毎年帰っての笑いも忘れていない、サービス全開!! 自宅解放はもちろん、平野レミさん宅へも小林聡美・阿川佐和子・南伸坊らが、和田誠もビッ クリ。・・・これら、朝から夜中まで毎日のような活躍に、夫さんは?と心配したくなるほど! 加えて、コチラも知るのだが、「あとがき」〜「略ーこの連載でわかったのは、私は文章を書く ことがすごく好きだったんだなあ、ということです。 ー略」 マッタクソノトーリ!!! 『タマ、帰っておいで』 ・横尾 忠則 ・講談社 〜185☓187ミリ、ほぼ四角の、「絵日記」! 153ページ、2020/3発行。2014/5/31「深夜0時20分 二階の部屋で空咳五、六回のあと、妻に看取られて、タマ、息を引き取るる」2004/7月からの "いちぶしじゅう"が、ほぼ右ページに短文と左 絵画で綴られる。 巻頭は「タマへの弔事」〜「捨て猫だったタマ、よくわが家を選んで来てくれてありがとう。 十五年間の短い出会いと別れだったが、わが家に小さいが明るい光を点してくれたタマ。ー略 猫の形した人間タマへ。」 そして、巻末「タダノリ君へ」〜「タマでーす。私がいなくなった ことで君は随分落ち込んで悲しんでいるよーですね。ーー略 タダノリ君、どうぞ猫のように 生きてください。君は老いと死を恐れていました。略 老いも死も妄想です。ー裏庭の タマ 霊園に眠るタマより。」 自宅および病院でのタマの姿態に溢れており、2008年 多作していた 「Y字路」にもタマの後ろ姿を描いていて。「タマへのレクイエム」「タマの愛、絵画の愛、私 への愛のために」連作も。当然 本書は、その マルゴト!! 〜チイサナコエ タマの目がちょっとコワイ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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