カテゴリ:「本」の紹介
『姉の島』
・村田 喜代子 ・朝日新聞出版社 〜2021/6 発行、挿画・服部知佳 "装幀 菊地信義!" 9篇小説、「円熟した作者による老婆と潜水艦の移植冒険小説」〜「あたしら、このたび百七十 歳になたぞ。」と始まる、長崎の島の「海女」老婆たちの「倍歴」の話から、海の底の「地図」 づくり、太平洋戦争で沈んだ沈没船と軍人幽霊・・・「九」の篇タイトルは「鯨雲たちは空へ 昇っていった。あたしもだいぶ薄うなってきた。おうーい。」と。 「先の戦争からそれよりずっと前の時代の戦争まで、海の水は人間世界の罪業をずっしりと 湛えてきた。」「海が腐ると陸も腐る。一心同体じゃ。」〜本書の真髄は、この 一行に凝縮! 『ターシャ・テューダー 人生の楽しみ方』 ・飯野 雅子 ・海竜社 〜テューダはご存知 米国の絵本作家、2008逝去。飯野さんは1944年生翻訳家で『ターシャ・ テューダ ミュージアムジャパン』を開設。 表紙裏惹句の一言は【たいせつなのは心の充足】 と、あって8章にわたって、デューダのことば と挿絵が187 全ページにわたってつづく『夢』のような一冊!!!! 章タイトルの引用Upさえ 控えたいほどだか〜 1 自分の価値観を大切に 2 何があっても 前を向いて 3 できることを楽しんで 4 楽しみの見つけ方 5 することがいろいろある のはいいこと 6 成功する可能性はだれにでも 7 エプロンは便利よ 8 自分も楽しみ、人 もたのしませた人生 〜 庭の花摘む姿・薪割り、キッチンなどでのスナップもあり、挿絵は ご存知の通り、アンティークな装いと農場生活ぶりでの 子どもたちを描き、そばには必ず コーギー犬がより添っている!! 文中にもあるが、裏表紙にある、ベンチに座る男の子二人と 女の子二人の右に犬、左に猫がいて、、、ベンチの下に見えるそれぞれの足・靴の仕草ったら!!! ☆スミマセン 、以降、蛇足ながら ↑Up本の 殆どが 一年前読了のものです、、、☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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こんにちは。
海にはどれだけの物が沈んでいるのでしょう。 考えると怖くなります。 中国が海底探査? なんかやってるのも不気味です。 前を向いて 楽しんで 生きていけたらいいですねえ。 (2022.07.01 17:30:39)
ターシャ・テューダー私の妻が好きでした。私は興味がなかったけど、そうちゃん、ミチュの孫に聞かせていたの思い出しました
孫には難しかったかな(^^) (2022.07.01 17:51:38)
昼顔desuさんへ
〜老婆の冒険物語が、センソウとも結びつき。〜中国の豪華客船沈没疑念さえ? ・ベンチに座る子どもたちの絵 いつでも 浮かんできます!! (2022.07.02 07:44:29)
この前の知床といい 観光と戦争は違いますが 天国から地獄へ急転はひどすぎます。自然と三代まで語りつづく伝統の素晴らしさはカケガエのないもので日本にも美術館もあるんですね。
(2022.07.02 11:16:17)
lavien10さんへ
・・「海」が「国境」の、「鎖国」もしていたとか、それを「越えて」しまったことは、それは「先日」のことでもあって、、「おだやか」は 果たして、、? (2022.07.02 11:31:29) |