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カテゴリ:「本」の紹介
『人生の滋味』
・池波正太郎 ・幻戯書房 〜副題「池波正太郎 かく語りき」とあり、ごめんなさい、、こんなに生きながらえてきて、散々名前 を見知っていたのに、おそらく小説は未読のままきてしまいました、そしてさらにこのエッセイ・・・ 23/1発行〜 1ー13 身辺篇 2ー11篇 平蔵・半次郎、蝶の戦記など時代小説論考。 3ー三波伸介・ 田中冬二・ベニス紀行など11篇 4ー受賞考6篇。 各篇直筆筆耕〜【冬日可愛】 【菊有精神】【春山 如笑】 【六月大雲飛白雪】と。・・・本書と同時に、五木寛之・村松友視・吉本ばななを読んだのだが 歳の一番離れた、本書・池波氏の文体と"流れ"が、 一番しっくりしたのだった!!! 巻頭にいくつかの【池波語録】があれば、本書紹介の「まとめ」としたい〜【人間の世の中ってのは 面倒なものだからね、一つがよくなれば、一つが悪くなるんだよ。そういうふうにできているんです。 民主主義、個人主義がひろまったのは結構なんだけど、個人個人が好き勝手なことをやってきたから 相談する相手もいない。わかっているのは当人だけ、というのがいまの風潮なんだね。じつに味気な い世の中になってきた。ー 男の常識をたくわえるということは、結局、自分の得になるんだ」 「爺さんのきたないのはイヤだから、少しは身だしなみに気をつけたいと思っているだけのことです。」 ・・すでに遅し、ワカイうちに "池波学"を 学んで置けばよかったと ね悔やむ次第・・・ 『老人流』 ・村松友視 ・河出書房新社 〜同社からの既刊5冊に続くこのところの"老人"-本。19/11 発行。〜1章 次は、老いらくの恋 〜・ ギックリ腰でであった異様な風景 他11篇 2章 気配を道連れに歩く〜・デジタルを使いこなすアナ ログ人 他11篇 3章 「最近、お客が減って寂しいのさ」〜・虎造節の余韻 他11篇 4章 天女の 羽衣の布切れ〜・神楽坂の生命力 他11篇 5章 老人の遠近術〜紅白歌合戦と水原弘 他12篇全191 頁。 ↑ まさに同時代の空気を吸ってきたのに、いささかセカイが違っていたのでしょう、「ー常識 的な境界線などは軽々と溶かしてしまい、自由自在に時空をまたいで生きる術…それを身につけて いればこその【老人流】なのだ。」と、、言うが、、そんな 「カッコ』のつけられないのが【老人流】!! 『こころの散歩』 ・五木寛之 ・新潮社 〜21/3発行 エッセイ集235頁〜 1章 夜に口笛を吹く〜・昼と夜のあいだに・ひとには話せない夢 の中身 他15篇 2章 ノスタルジーの力〜・ペギー葉山さんのことなど・小林秀雄、その側面の一面 他16篇 こころの深呼吸〜・髭という字が書けなくて・私が母から相続したもの 他13篇。 「被災地のマニュアル』の〜「悲という字の非は、一節に鳥の翼が左右に分かれた形であると聞いた ことがある。心が二つに引き裂かれた状態のことらしい。ー 人を励ますというのは、むずか しいことである。心のケアなどということは、一朝一夕に学べるものでもない。『自分も癌をかかえて いるか癌を体験したことのある人の言葉でないと、いもひとつ心に響かない』 という患者三の声が いまも耳に残って離れない。」 「老後のモットー」〜「ー人生は複雑だ、だからこそとことん考え抜く 必要があるだろう。しかし、考えて考え抜いたところで、必ずうまくいくとは限らないのが人生である この歳まで生きてきて、つくづくそう思うようになった。ー」・・同感なのだが、後少し右往左往か… (読了・23/5) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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