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晴 陶 句 読

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2024.08.21
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カテゴリ:「本」の紹介
『人生の滋味』

・池波正太郎      ・幻戯書房

〜副題「池波正太郎 かく語りき」とあり、ごめんなさい、、こんなに生きながらえてきて、散々名前
を見知っていたのに、おそらく小説は未読のままきてしまいました、そしてさらにこのエッセイ・・・

23/1発行〜 1ー13 身辺篇 2ー11篇 平蔵・半次郎、蝶の戦記など時代小説論考。 3ー三波伸介・
田中冬二・ベニス紀行など11篇 4ー受賞考6篇。 各篇直筆筆耕〜【冬日可愛】 【菊有精神】【春山

如笑】 【六月大雲飛白雪】と。・・・本書と同時に、五木寛之・村松友視・吉本ばななを読んだのだが
歳の一番離れた、本書・池波氏の文体と"流れ"が、 一番しっくりしたのだった!!!

巻頭にいくつかの【池波語録】があれば、本書紹介の「まとめ」としたい〜【人間の世の中ってのは
面倒なものだからね、一つがよくなれば、一つが悪くなるんだよ。そういうふうにできているんです。

民主主義、個人主義がひろまったのは結構なんだけど、個人個人が好き勝手なことをやってきたから
相談する相手もいない。わかっているのは当人だけ、というのがいまの風潮なんだね。じつに味気な
い世の中になってきた。ー 男の常識をたくわえるということは、結局、自分の得になるんだ」

「爺さんのきたないのはイヤだから、少しは身だしなみに気をつけたいと思っているだけのことです。」
・・すでに遅し、ワカイうちに "池波学"を 学んで置けばよかったと ね悔やむ次第・・・


『老人流』 

・村松友視      ・河出書房新社

〜同社からの既刊5冊に続くこのところの"老人"-本。19/11 発行。〜1章 次は、老いらくの恋 〜・
ギックリ腰でであった異様な風景 他11篇 2章 気配を道連れに歩く〜・デジタルを使いこなすアナ
ログ人 他11篇 3章 「最近、お客が減って寂しいのさ」〜・虎造節の余韻 他11篇 4章 天女の

羽衣の布切れ〜・神楽坂の生命力 他11篇 5章 老人の遠近術〜紅白歌合戦と水原弘 他12篇全191
頁。 ↑ まさに同時代の空気を吸ってきたのに、いささかセカイが違っていたのでしょう、「ー常識

的な境界線などは軽々と溶かしてしまい、自由自在に時空をまたいで生きる術…それを身につけて
いればこその【老人流】なのだ。」と、、言うが、、そんな 「カッコ』のつけられないのが【老人流】!!


『こころの散歩』

・五木寛之       ・新潮社

〜21/3発行 エッセイ集235頁〜 1章 夜に口笛を吹く〜・昼と夜のあいだに・ひとには話せない夢
の中身 他15篇 2章 ノスタルジーの力〜・ペギー葉山さんのことなど・小林秀雄、その側面の一面
他16篇 こころの深呼吸〜・髭という字が書けなくて・私が母から相続したもの 他13篇。

「被災地のマニュアル』の〜「悲という字の非は、一節に鳥の翼が左右に分かれた形であると聞いた
ことがある。心が二つに引き裂かれた状態のことらしい。ー 人を励ますというのは、むずか

しいことである。心のケアなどということは、一朝一夕に学べるものでもない。『自分も癌をかかえて
いるか癌を体験したことのある人の言葉でないと、いもひとつ心に響かない』 という患者三の声が

いまも耳に残って離れない。」 「老後のモットー」〜「ー人生は複雑だ、だからこそとことん考え抜く
必要があるだろう。しかし、考えて考え抜いたところで、必ずうまくいくとは限らないのが人生である
この歳まで生きてきて、つくづくそう思うようになった。ー」・・同感なのだが、後少し右往左往か…

(読了・23/5)





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最終更新日  2024.08.21 14:31:12
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