2016/01/03(日)00:19
第48話 サマンオサを目指して その1.
サマンオサ目指して進もうと思ったんだけど、思ったんだけどね?
「サマンオサってどこ???」
「お前はwwwまたかよwww」
「だから、世界地図くらい勉強してくださいと(ry」
「あ、あはは・・・・・・」
「まぁ、サマンオサはここだ」
そう言うとカリストはここ(グリーンラッド)からずーっと南側にある、海賊のお屋敷があった大陸のちょうど真ん中辺りを指さしたんだよ。(現実世界の世界地図でいうと、ちょうど南アメリカ大陸のブラジルとペルーの国境辺りになるのかな?
「ここがそうだ」
「あ、そうなんだ。それなら船でこのまま南下して、行けば良さそうだね」
「あぁ、んだな」
「それでは行ってみますか」
と、いうわけで。早速船で南に移動してみたんだけどさ・・・
岩が邪魔でサマンオサの大陸の内陸部の方へ上陸出来ないんですが・・・
「まじか・・・これは予想してなかったわ」
「どうしましょう。ひとまずグルッと周りを回ってみてどこか入れる場所ないか探してみます?」
うん、どこか上陸出来るとこないかな~?って探してみたけど、サマンオサ大陸の内陸部へ上陸する為の陸地が見当たらなかったよ‥‥
「どうしよ。あそこに行く方法って何かないかな?」
「ん~・・・海から行くのがダメなら後は旅人の扉を探すしかねぇかな」
「旅人の扉ですか‥‥確かにそれで行けるならいいのですが、まずもってその旅人の扉がどこにあるのか。また本当にサマンオサの内陸部に繋がってるのか怪しいところですね」
「いや、それは大丈夫だ。ちゃんとサマンオサの内陸部へ行く旅人の扉があるのは実証というか、わかってることだからな」
「あ、そうなんですね」
「あぁ、だから。その旅人の扉を探せばいいわけだ」
「ん、探せばいい?ってことは、カリストもしらないの?」
「すまねぇな。俺もそこまではわかんねぇわ」
「旅人の扉の位置を知らないとか、使えないですねカリストは」
「手厳しいなw」
「で、わからないならさ。さっきグリーンラッドから下る際にそのすぐ下の大陸にあった祠に寄って見ていいかな?何かありそうな予感がするんだよね」
「わかりました、それではそこへ行ってみましょうか」
「んだな、もしかしたらそこに都合よく旅人の扉があるかもしれねぇしな」
「あははwナイナイwそんなご都合主義www」
その件のグリーンラッドから南に位置する祠へとやってきたんだけどさ?
「まじかよw」
「こんなことってあるんですね・・・」
うん、あたし達が入った祠には左右と中央の3箇所に旅人の扉がですね‥‥
「これってもちろん全部違う場所に繋がってるんだよね?」
「あぁ、もちろんだ。もしかしたらどれかがサマンオサへ続く旅人の扉かもしれねぇし、ここにはないのかもしれねぇ」
「ま、とりあえず全部片っ端から調べてみれば済むことだよ」
「んじゃ、どこから調べてみる?」
「そうですね、私は真ん中→右→左の順でいいと思いますが」
「俺は右から順かな」
「エリスはどうですか?」
「俺たちがこうは言っても、エリスがこういう順番で行きたいっていうなら、それに従うさ」
「そうだねぇ・・・」
順番なんてどこから行っても同じじゃん?って思ったけど、流石にそれは口には出さない。だってあたしは大人なんだから(
右からもいいけど、あたしは何故か左から行った方がいいんじゃないか、と思ったわけですよ。
「じゃあ、カリストの逆で左から行ってみようか」
「おぅ?いいぜ」
「わかりました、それでは左の扉から入ってみましょうか」
と、いうわけで。あたし達はまずは左の旅人の扉へと入ってみることにしたのだった。
第48話 サマンオサを目指して その1.終わり
その2.へ続く