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7・18東京ドーム大会の小橋建太-佐々木健介は、チョップ合戦のほか、両者の力比べも試合を彩る大きな要因の一つだった。手四つでの力比べはとにかく見ているだけで息が詰まり、しかも小橋が最初に劣勢に立たされるシーンが生まれている。
また、健介が背後からフルネルソンの体勢をとると、小橋は技でなく、あくまで力でここから脱出して見せた。 こうした力比べもチョップ合戦と同様、互いが得意とする分野をつき合わせたからこそ大いに会場を盛り上げたわけで、ここで一方が他の技に逃げ、優位なポジションに立とうとすれば、一気にしらけたに違いない。 この一戦が総合格闘技や他のスポーツと決定的に違ったのは、この「裏をかく」とも言うべき行為が、ほとんどと言っていいほど見られなかったことである。それがなかったからこそ、解説の高山善廣が語った「祭り」の瞬間は現出された。どちらがよりスポーツの原点に忠実だったかは、議論の余地があろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年07月21日 08時30分29秒
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