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昨日包丁を研いだので、無性に微塵切りしまくりたかったのと、先日作った牛のブイヨンそろそろ使いきらなきゃというのもあったので、久し振りにカレーを作った。
一昨年、蒸らし炒めを覚えてから、手作りカレーも億劫がらずに作れる。 ルクルーゼと辰巳芳子大先生のお陰ですわ。 ちなみに蒸らし炒めとは、素材に油が回ったら、蓋をして弱火で加熱する手法。 時々様子を見て、上下を返してやる。 あめ色玉葱の場合は、蒸らし炒めしてこげ始めたかなという頃合いを見て、普通に炒めれば、ほどなくあめ色になってくる。 気が遠くなるほど炒め続けたことを思えば、なんてまあ楽なことか。 これはルクルーゼの蓋の重さ、機密性、あればこその技法だと思う。 話は飛んでしまうけれど、カレーは母の出世作?だったそうな。 ある会議の昼食に若かりし母がカレーを作ってお出しした。 そこで(本人が臆面もなく自慢する所に依ると)絶賛され、公費で遊学するチャンスを掴んだのだとか。 母が税金で磨いた料理の腕は、広く社会に還元されるはずが、間もなく父がそれを独占することになった。つまり結婚して専業主婦になったわけ。 体のいい業務上横領ですな。 母のカレーは、北京鍋で炒めた細切りの香味野菜と、茶色く炒めた小麦粉とスパイスをチキンスープで煮込んだソースのチキンカレーだった(と思う、遠い記憶です) 私の理想の味は、残念ながら母自慢のチキンカレーではなくて、夜遊び全開だった頃、新宿ゴールデン街でいつも〆に食べていたシナモンの香りが特徴のカレー。 そのお店がなくなって、仕方なくその味の再現に取り組み、未だ試行錯誤の途上だ。 味覚がお子ちゃまな詩は、カレーそのものも、私のカレーも好きではない。 いつか私のカレーを懐かしんでくれる時があるといいなあ。 スパイスラック 作り始めてから、チャツネが切れていたことに気がついた。 チャツネの果実味、酸味、甘味、何で足そうかと考えて、梅酒の梅と蜂蜜を足した。 効果のほどは???でした。 カレーの写真一応撮ったけれど、あまりにも何の変哲もないカレーだから、割愛。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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