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本屋でこんなものを見つけた。
kimamaって? もちろんきママさんが浮かんで立ち読み、マクロビっていうんだっけ、やさいをまるごと皮も剥かず、あくぬきもせずに食べる手法、重ね煮、干し野菜のことが中心に書いてある。 野菜のうまみだけ、だしもいらないお料理が出ているのだけれど、だしは私的には使うとして、取り入れられるところもあるかなと思い、買ってみた。 やらなきゃいけないことが、ごっそりある。 というのは・・・ 最近素敵な女性にお目にかかった。 90歳を過ぎていらっしゃるのだが、「いと清(すが)やかに住まいたまいける」と表現したくなるような方。 全く無名の市井のご老人なのだけれど、生きているそのたたずまいが素晴らしいのだ。 ちょっとおきゃんで可愛らしく、でも凛として、清やかに。 俳句を詠んで短冊にし、和紙でご自分で作った軸に飾っていらしたり、水盤に楚々とした趣に生けられてる花々、敷物やカバー類もその方の手仕事であることがうかがわれる。 昭和30年代実家にあったのと同じ足踏みミシンが車輪(っていうのかな?)に油のよごれも埃ひとつない状態で(記憶の中の実家のミシンとは大違いだ笑)現役で使われていることを物語りながら、お部屋に置かれていた。 端正で質素な昭和の懐かしいお住まいだった。 自分は何て雑にしっちゃかめっちゃかに住まっていることだろうと、深く深く思い知り、反省して、だらしない我が家を何とかしましょ、と思うのだけれど、何せしっちゃかめっちゃかなもんで、その上能力も不足しているので、道はエラく遠いのだ。 でも目指すんだい、楚々とした暮らしぶり。 今詩は風邪で休んでいる。 すわインフルエンザか!と病院に連れて行ったが、37度台では検査もされなかった。 3年になってから無欠席だったから、欠席扱いにならないインフルエンザであって欲しかったのだけれど。 中間テストも目の前というのに、志望校決めの面接も近いというのに、気は揉めるけれど、仕方ない。 詩は某塾に1年秋から通っている。 丁度その頃、天候が荒れていて、休校になることが多かった。 詩の学校は近県を含めた広いエリアから生徒が通っているので、そのどこかに警報が出ていると休校になってしまう。 神奈川で大雨洪水警報が出ると、その翌日は東京で、翌々日は埼玉で、千葉でと、天候は西から攻めて来る。 それが完全に過ぎ去るまでというと、休みの方が多いような状態になっていた。 こりゃあんまりだろ、週にもう一日くらい勉強しに行く場所が必要なんじゃないか、というわけで、日曜だけのクラスを見つけて行かせることになった。 2年生までは詩に必要なモノを選んで、塾のプログラムの中から受講する、詩の体力、時間を無理なく配分することが出来ていた。 つまりペースはこちらが握っていたのだ。 それが、3年生になって、詩が舞い上がってしまった(と私は思う) 受験生という特殊な状況に自分が置かれていると思い込み、気合が入るのはいいのだが、本来の自分のペース、体力、持っている時間を無視して、あれもこれもと塾のプログラムを買い漁るようになった(と私は思う) 幾度も意見はした。 詩の体力も時間も有限なこと、親の資力も有限なこと、知識をいくら詰め込んでもそれを吸収するための余力を残さないと自分のものにはならない、無理をすると逆効果になること。 しかし、他の人もそうしているのだからと、無理なプログラムを購入することを詩が選んだ。 親の強権発動は出来なくはなかった。 しかし、それをすることに迷いがあった。 私は自分の正しさに自信を持てなかったし、強権発動することで詩のモチベーションが下がることを恐れてしまった。 それというのも、自分が中三の時、父に志望校を強制されたことを恨む気持ちが未だにあるのだ。 父が薦めた激しい全体主義のスパルタの学校の中で私は息が出来なくなってしまった。 父はトップ校で真ん中より、その学校でトップを取れと言った。 しかし、トップを取るどころか、私は廃人になってしまった。 父がその学校を私に薦めたのは、父の友人が校長でいらしたということもあったのだが、そのお友達に対しても廃人の娘、いい恥さらしになってしまったのだ。 父は大病を患っていたし、私はそんなだし、ほかにもいろいろあって、もう何もかもが裏目でうまくいかない時期だった。 自分の人生最初の大きなつまづきを父のせいにしている私、詩の人生を私が歪めてしまうのではないか、恐れる気持ちが先走った。 もしかしたら、親の責任を投げ出したのだろうか、詩にとってよくない結果になることを想定しながら、詩のためにならないお金を塾に払ったのではないか、詩の意思を尊重するという美名のもとに。 詩が風邪をひいたことで、無理が祟ったんじゃないか、ここで軌道修正すべきなのだろうかと、再び迷いが始まっている。 だらしない親だ。 ありゃりゃ長いばかりで、なんともしっちゃかめっちゃかな日記になってしまった。ちゃんちゃん。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.10.13 16:05:15
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