2005/07/01(金)03:26
国字の定義の明確化
国字の定義については、「日本語を読むための漢字辞典」や「wikipedia」で書いてきたので繰り返さないが、あまり理解されているとはいいがたい状況だ。
漢和辞典などでも定義がきちんとしていないものほど国字か否かの判断がぐらついているものが多いように思える。
それと今までの定義には、私がしたものを含めて、和製異体字との関係を書いてあるものがない。
そのため、和製異体字に過ぎないものを国字としたり、誤字や個人の書き癖のレベルその他の問題もあるので、定義の見直しをしたいと考えている。
現在の定義では、日本人が漢字の構成法に倣って作った漢字という意味での国字=和製漢字という風になっているが、厳密にいうと問題がないとはいえないということだ。
確かに中国などの諸外国になく、和製漢字には違いないが、誤字ではないものの国字というほど熟していない個人文字とかの取り扱いもはっきりさせていない。
和製異体字との区分も考えている定義ほど簡単でないかもしれないが、個人文字や地域文字(方言文字)との関係はより難しく、すべての問題を解決する定義がすぐにはできないと思うので、少しずつ改善していくということになろうかと思う。
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