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カテゴリ:まあいろいろと……
今日の帰宅は、いつもより遅かった。出張で出かけた外苑前で、軽く飲んできたからだ。ちょっと食い過ぎた気もする。
夜10時くらいに、最寄り駅まで帰ってきた。夜空を仰ぐと、全体に薄曇りで、ほとんど星が見えないなかに、ちゃんとオレンジ色の光を放っている星が一つ、まさしくそれは火星だった。もう一度、全天を見回したが、私の肉眼ではやはり一つも他の星は見えていなかった。火星はスゴイ! 詳しいことは知らないが、今の火星はマイナス2等星以上の明るさになっているらしく、歴史的大接近だということが、見れば確かに実感できる。2週間ほど前、最初にそんな火星を山際に発見した時も、異常に明るく、他の星より2倍大きく光っている姿に驚いた。今夜は、他の星が見えなくなってしまうくらいの雲を、その明るさが軽く突き抜けて見えていたということになる。 ただ、火星は2年余りの周期で、ある程度の接近をすることになり、やはり今回みたいに明るく大きく見える時期がやってくるらしい。でも今回ほどの大接近ではないから、マスコミなんかも騒がないで過ぎてしまうかもしれない。そのつもりで空を見上げることでもないと、特別なことに気付かない程度の天文ファンなので、火星に感じた今回の感動は記憶に残りそうな気がしている。 百武彗星が満天の星空に描き出した長い光の直線を真夜中に見たのと、利尻島で流星群を眺めた時に流れ星の音を聞いたのと、稚内で夕暮れ時にUFOを見たのと、火星がこんなにまで明るかったのは、きっと一生忘れないと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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