3月9日からブライダル小物を公開するにあたり、自分達の特殊な状況での結婚式について、ちょっぴりお話させてください。

まずいきなりですが、結婚を決める半年前に私は婦人科系の病気で手術を受けています。

そして、その時についでに受けたガン検査にも引っ掛かり2～3年は経過観察の為、総合病院に通院をしていました。

2015年春入院手術⇒同年11月入籍⇒翌年5月挙式という時系列です。

手術後に問題が起こり、重度貧血によって再手術の提案も出ましたが、なんとか退院しました。

しかし、退院後も痛みや貧血で日常生活に支障が出ていたので、結婚式についても全力でおもてなしできない事や体調の不安から、個人的にかなり否定的でした。

今はやってよかったと思っているので、もし現在闘病中の方、そして友人を呼ぶか悩んでいる方がいるなら、私の体験談が少しでもお役にたてれば幸いです。

ちなみに、やはり体調は絶不調で、どうにか挙式披露宴の最中は持ちこたえましたが、お見送りで限界を迎えまして途中離脱いたしました。
※事前に、披露宴は1時間半〜2時間以内でという希望を伝えておりました。

ですが、お世話になった式場の男性スタッフがすぐに状況を察して即興でヅラをかぶって新婦に扮して新郎と入場し二次会を盛り上げ続けてくださり、事情を知っている友人が会場と控え室を行き来して様子を伝えてくれたり、本当にありがたい楽しい思い出になりました。

二次会の途中で、どうにか戻る事ができました。

新婦側友人は体調について事情を知る最小限で。
遠方だった事もあり、当日の体調次第で迷惑をかけるかもしれない事や、はるばる来てくれてもおもてなしができるかわからないので、宿泊お車代は全額新婦負担にしました。

実際の画像です。
控え室にて和装(レンタル)


披露宴　ドレス＆ウィッグ(持ち込み)



このドレスはマーメイドラインですが、購入したもののサイズが大きめで、ヘアメイクさんが前日にサイズ調整と腰回りにギャザーを入れて裾にあった大きなリボンを腰に着脱できるようにリメイクしてくれました！
「全行程ウィッグでお願いしたい」という要望に、笑顔で、そして全力で応えてくださいました。
本当にプロの仕事で、自然すぎて誰もウィッグと気付かず。



披露宴　お色直しドレス＆ウィッグ(持ち込み)
二次会　ドレス＆ウィッグ(持ち込み)



カラードレスに付いていた飾りを髪飾りとしてアレンジしていただきました！

二次会は途中参加になりましたが、突然ショートカットになり登場した為、「え？え？どういう事？」と参加者が混乱しておりました。

ヘアメイクさんには、控え室でもサポートをしていただき、きっと二次会にも参加したいだろうからヘアメイクできそうだったら呼んでね♪と時間の許すギリギリまでメイク直しとヘアセットをしていただき、付き添って見送ってくださいました。
本当に感謝しかありません。

長々とお付き合いいただきありがとうございます。

事情を知らずにゲストとして参加される方には賛否があるかと思います。

そしてここまで寄り添って実現できるスタッフ・ヘアメイクさんは限られると思います。

ヘアメイクさんも「全行程ウィッグ」ははじめての体験だったようなので、もしもこの日記が誰かのお役にたてば、画像まで出して書いた甲斐があります。笑