カテゴリ:ニッポンの文化財
昨日は 雛祭りの日。
我が家でも、だいぶ前から飾ってあります。 スズコさんは、甘~い雛あられをもらって とても嬉しそうでした。 自らの厄を人形に移し、 それを川に流して厄落としをするという、 「流し雛」というものがありますが、 その原型は、1300年も前の、奈良時代に遡ると言われています。 その当時は、木の板を人の形に加工し、 それに「ケガレ」を封じて、水に流しました。 これを、「人形(ひとがた)」と言います。 人形(ひとがた)を流す行事は、たいへん重要な儀式でありまして、 各国の「国司」(今でいう県知事みたいな人ね。)が行う行事でした。 木製品は、普通は腐って土になってしまうのですが、 運良く水の中に沈んで、空気に触れない密封状態にあると、 奇跡的に腐らずに、当時の形のままで発見されることがあります。 本物の、人形(ひとがた)の写真です。 落書きのような顔が見えますが、 これは、奈良時代の人が墨で書いたものです。 落書きではありません。 もちろん、空気に触れるとどんどん傷んできますので、 薬品などを使って「保存処理」というものを施した上で 一般に公開したりします。 写真、勝手にUPしちゃー マズかったかな? ヤバイようなら後で消します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ニッポンの文化財] カテゴリの最新記事
|
|