カテゴリ:子供
え~毎度ばかばかしいお話を一席
4歳の子供がおりまして。 4歳くらいになると分かっていないようで分かっている。 分かっているようで分かっていない。 たまにドキッとする一言を発して大人をびっくりさせたりするわけです。
「ねぇねぇお母さ~ん!」
目を輝かせて母親の元に駆け寄ります。
「どうしたの?」
「ねぇねぇお母さん、
けっこんって闘うことだよね~!!」
それを聞いたお母さん 目を見開き白黒させます。 アメリカのアニメなら目玉が飛び出ているはずです。 お母さん焦って子供の顔を見ながら叫ぶわけです。
「だだだだだぁ~!!どどどどどぉ~!!」
お母さんは別にマラソンランナーの走りっぷりを表現しているわけじゃない。
「誰がそんな事を??どうしてそんな事を??」 と、言わなければならないところを あまりの興奮ぶりに言葉になりきらなかったのであります。
お母さん、実はこの数ヶ月前からお父さんと冷戦状態だったわけ。 お母さん悲しむわけです。 自分のかわいい息子が自分達の姿を見て戦っていると。。。 結婚は戦うことなんだと。。。
もう、夫婦の危機どころか、 息子の将来の危機なわけです。 もう親として失格。 自分の人生の危機なわけです。
「あのね、結婚は別に戦いじゃないのよ。お母さんとお父さんは今、 ちょっとかみ合ってないだけなのよ・・・ん?いや、噛んでいるんじゃなくて 噛みあわせが悪いというか、噛みあってないというか・・・」
もう4歳児相手にややこしい話をし始めるお母さん。
「でも~お母さん、けっこんって戦いだよ~」
「どうして、そんなこと言うの?違うって言ってるでしょう~」
「いや、戦いのことだ!」
「いや、違うっ!!」
とまぁ、こんな調子で延々と言いあう 4歳児と3●歳の母です。
「違う!!絶対に結婚は戦うことではないっ!」
「違わない!!けっとうって戦うことだ!!」
「違う!!結婚は・・・
ちょっと、もう一度言ってみて?」
「だから、けっとうって戦うことだってば!」
「あっ・・・・決闘ねぇ。そうそう、決闘は戦うことだね。結婚じゃなくて決闘ね」
もう、あとは4歳児に土下座して謝るいろんな意味で大人気ない 母3●歳だったわけです。
夫婦の危機 息子の将来の危機 親子関係の危機 ではなくて、
ただの聞き(危機)違いだったわけです。
一人空耳アワーにくじける カルビー亭けるっち でした。
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