☆じゃがべぇ~(^_-)-☆

2012/06/03(日)07:06

さかてんぼをつくくま!

猫(493)

 めちゃくちゃ、さかてんぼをついてるでしょ!(^_-)-☆  くまは僕の顔を見ながらさかてんぼをつく。 ”ほら、ほら、さかてんぼをつくよ。”  って、お尻を持ち上げながら、うしろ頭を下にして頭を巻きこむように、まるで前転をするみたいにして、さかてんぼをつく。  けったいな奴でしょ(^。^)  これねぇ、 ”今から、さかてんぼをつくから、背中をトントンしてや!”  っちゅう、くまの意思表示やねん。  背中っちゅうか、背中の一番うしろのシッポの付け根やねんけどね。  ほら、さかてんぼをついてシッポの付け根が一番高くなってるでしょ(^。^)  シッポも折りたたんで、叩きやすくしてるし(^^ゞ  こんなアホなマネする猫ってよそにも居てるんやろか?  聞いたことないから、きっとおれへんと思うけどね(^^ゞ  でぇ、さかてんぼをつく、さかてんぼをつくってナンベンも書いてるけど、前に「さかてんぼをつく」って書いたときに樹音さんが ”初めて聞きましたが、くまちゃんの写真もあってすぐに意味が分かったし”  って、おっしゃっっていただいたんよね。  まぁ「さかてんぼ」が標準語やとは思わなかったけど、どこの方言かと言われると、 ”何となく…、関西から西あたり…?”  みたいな曖昧な感じしかないねんね。  なんか、関西のアホみたいな言葉の響きっポイとも思ったし…。  でね、検索してみたらオモロイ事が分かってきた↓ 飛騨地方の方言 さかてんぼつく、さすてんぼつく 逆らう たてつく   宮崎県 オリに さかてんぼつくな! 越後吉田 吉田弁 さかてんぼ 真っ逆さま   岡山弁 県北 転げ落ちる=さかてんぼーつく 出雲弁 共通語さかさま、逆 採取者  奥野[平田]/【さかてんご】今岡[加茂] 三重県の方言 さかてんぼ 真っ逆さま、人や物が逆さまに落ちる様子を言う 恵那弁:単語篇 さかてんぼり: (名詞) ひっくり返ること。「-つく」。 岐阜県中津川市加子母  加子母の方言・加子母弁のお勉強(逆の意)さかてんぼ 佐渡国中方言集 さかてんぼう 全く反対のとんでもない事, 能登の方言 さかてんぼ 逆さま(に持つ)、慌てる様 さかてんぼかいて走って来た 山陰鳥取県大山町 サカテンボ 鳥取県西伯郡大山町の方言 意味:逆さになる 富山県南砺市各地区に伝承 あとはさかてんぼついて体じゅう傷だらけになって中村の「ざいしょ」へおりてきたとい  上の茶色字は全部検索で出て来た文章なんよね。  いろんな所の人が「さかてんぼ」は自分とこの方言やと思ってはる。  しやけどね、上の茶色字を見たら、西は宮崎から北は新潟から海を渡って佐渡島まで、めちゃくちゃ広範囲で使われてる言葉だという事が分かる。  しやからね、「さかてんぼ」は中世以前には普通の日本語、っちゅうか京都で使われてた昔の日本の標準語で日本各地に広がって行った言葉なんやないかと思う。  つまりね、「さかてんぼ」は柳田國男が『蝸牛考』で唱えた方言周圏論(ほうげんしゅうけんろん)で説明出来る言葉やないやろうかって思うてん!  だけど、何か、言葉の響きがけったいやから、日本中のみなさんが自分とこの方言だと思いこんでるだけやないやろか?(^^ゞ    で、さらに検索項目をザーっと見てたら、こんなのを見つけた↓ 広辞苑に載っている言葉です。意味は   まっさかさまに倒すこと。さかとんぼ。 です。  「逆蜻蛉(さかとんぼ)」は「逆蜻蛉返り」の略。  もう、びっくりしてしまって、すぐに広辞苑を引いてみた!  そしたら、ほんまに、上のように書いてあった!  なんやぁ~!  「さかてんぼ」は「とんぼがえり」と同じ語源の、同じの言葉やったんや!  ああ、びっくりした!!(@_@)  そういう事やったら、「さかてんぼをつく」が昔は標準語であったとしても、それも有りで、さもありなんって感じするやんかぁ!(^^♪  この記事を書き始めた時は、くまのさかてんぼをついてる写真を載せるだけのつもりやったのに、えらいオモロイ事になってもたわ(^_-)-☆

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