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JOB_NINe

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September 3, 2004
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デジタルな思い出とアナログな思い出


最近、デジタル化が進み省スペースで思い出を保存できるようになった。


そこでいろいろな昔とは違う新しい感動の場面が生まれる。


母親が使い方も分からないのにデジカメを買った話で有名なものがある。






 以前、母がデジカメを買って嬉しそうに色々撮ってたけど、

 そのうちメモリがいっぱいになったらしくて、

 メカ音痴な母は「ねえ、これ写らなくなっちゃったんだけど…」と

 遠慮気味に相談してきたが、

 漏れは面倒くさかったから「なんだよ、そんなの説明書読めばわかるよ!

 忙しいからくだらないことで話しかけるなよな!」と罵倒してしまった。

 その母が先日亡くなった。

 遺品を整理してたら例のデジカメを見つけたので、

 なんとなしに撮ったものを見てみた。

 すると漏れの寝顔が写っていた。

 おもわず涙が出た。

というものだが、他にもファミコンのゲームのバックアップデータに


家族への思わぬ気持ちが保存されていた話もある。






 小学生の時、両親が共働きで所謂「鍵っ子」だった俺。

 風呂を洗っておいたり、玄関の掃除をしなくてはいけなかったので

 友人達とは中々遊べなかった。

 ある日親父が仕事から帰ってきた時にFC本体と「ドラクエ3」を買ってきてくれた。

 仕事から帰ってきた両親と夕飯を食った後3人でそれをやるのが

 俺の最大の楽しみだった。


 中学生に上がって反抗期を迎えた俺は毎日両親とケンカばかりしていた。

 ある日いつもの様に両親とケンカになり消防の時買ってもらったFCと

 唯一のカセット「ドラクエ3」を投げつけた。

 その時はなんとも思わなかった・・・・。


 中学卒業後、俺は高校にいかずペンキ屋に就職する事になった。

 両親は中学卒業前に既に離婚していた。

 俺はどちらにもついて行かず父方の祖母の家に祖母と二人で住む事になった。


 現在、祖母の家に住み始めて7年目。

 先日祖母に頼まれて物置を整理していた。

 奥の方にボロボロになったダンボールを見つけたので中を開けてみた。

 そこにあった物は粉々になったFC本体とカセットの中身が剥き出しの「ドラクエ3」。

 不器用に接着剤で修理しようとした痕がみられるが修復出来なかったらしい、

  ・・・俺達家族の絆と一緒だ。

 おいおい、プレステがある時代に「ドラクエ3」かよ、と思った。


 だが心とは裏腹に「ドラクエ3」がやりたくなりニューFCを買ってきて

 TVと繋げ電源を入れてみた。


 懐かしい。勇者の名は俺の名前、戦士に親父、僧侶にはお袋の名前。

 3人パーティでプレーしてたのだ。


 忘れ様としていたあの頃の思い出が頭を駆け巡り涙が止まらなくなった。

 3人パーティはイシスの町で止まっていた 。

 クリアは当時の俺には難しくて出来なかったのだ。

 父母とはあれから会っていない。今どこで何をしているのかも知らない。


 そして俺は今ドラクエ3をやっている。なんとしてもクリアしたくなったのだ。

 もちろん4人目は入れない。3人パーティでだ。



デジタルな思いでも捨てたものではない。


アナログな思い出の保存と違い、デジタルな思い出の保存は


姿は無機質だが内容はあっ!と驚かせるものがある。


使い方かもしれないが、


使い方を工夫しなくても偶然保存されていたものが


後になって意味を持つ。


そういうデータが壊れたら何も残らないデジタルの持つ


ガラスのようなデリケートさが人の気持ちに似ている。




デジカメ話のついでに画素数の話を一つ。


進歩を続けるデジカメの画素数は増え続ける。


これが人間の目を超える日はいつの日か?という話だけど、


画素数でいうと既に最新のデジカメは人間の目を超えている。


画素数では超えているが人間の目には総合的にかなわない。


人間の目にかなわないのは明暗の区別。


鮮やかさや視力やピント、シャッター速度などはそれぞれのモードを


使用すれば人の目を超えている。


専用カメラでいえば超暗視カメラなら人が見えない暗闇でも見ることが出来る。


特殊なカメラになると温度や電波を写すカメラもある。


人間の目の機能を全ての分野で超えることは今の技術をもってしても


かなり難しいのが現実。


人の目はピントや見るのに必要な部分を注視するのに向いている。


逆に見ていない部分は視界にあってもピントは合っていない。


これをいうと気になり始めてしまうかもしれないが、


いい例が鼻である。


デジカメは写真用に適した目として開発され


人の目は生活するのに立体などを見分けるのに適した目として存在する。


なので比べるのがナンセンスかもしれないが、


デジカメで撮影した写真がどんなに鮮やかでも


それを見る人の目がデジカメ以下になっていれば


それ以上鮮やかさを追求しなくて良くなる。


そういう限界点の話でした。


人間の目はデジカメの解像度で約700万画素。


現在出ている最新のデジカメには画素数が800万画素を超えるものもある。

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Last updated  September 5, 2004 04:06:40 AM
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