|
|
|
2021.06.10
テーマ：仏教について思うこと(1016)
カテゴリ：親鸞会
条件の悪い私をあえて迎えて下されたこの家。 親兄弟の反対をおして縁づいたのに待っていたものは 幸せどころか新家庭のむずかしい生活だけでした。 まず世間で言われる嫁と姑の問題に絶え間なくつき当るのでした。 たとえば私の手料理にはとてもはしをつけて下さらないこと。 また面と向って言えない姑はかげでぶつぶつとぐちをこぼし、 いまだに私の目を見て会話をしない。 会うとすぐそらしてしまわれます。 主人との仲も気をつけなければならないなど色々なことがおこります。 最初は純真な心で姑に従っていたのに 月日の立つにつれ初心を忘れて 姑に反発する気さえおきてくるのです。 そんな私に主人は親鸞会の入会を進めてくれました。 回を重ねて聴聞するうちに、 苦しい苦しいと言って自分で自分の首をしめていることを知らされたのです。 私がこの広い世界でこの姑に縁あったればこそ、 真の仏法が聞けたこと、また姑が悪い悪いと思いこんでいたのに 何と私の過去世の種まきが今日生えているといわれるのです。 また自分が年寄って姑になる未来を知りたければ現在の自分を見よということでした。 私はもしこの真実の教えに会わなかったなら どんな心で姑を見つづけていたでしょうか。 思わずゾッとするのでした。 また姑はいつかこんな話をして下さいました。 「私が嫁の時は何と嫁さんはつらいものだろうと思ったが姑になった今日はなおつらい。 それは自分のして来たことが、すべて嫁をもらったらくずれるからだ」 といわれました。 私は自分がしていることで姑を苦しめているのなら、ぜひ改めたいと思うように変りました。 そしてそんな姑にも真実の仏法を求めて頂きたいと念じたのです。 今は互いに、善いことをすればよいと判っても実行できずに 苦しみの絶えない魂の解決をするために、家族争って聴聞に走り出した今日です。 こうして仏法を通して始めて互いの心が理解でき、 話し合いもできることを知らされ我家に明るい光が差し込んできたのです。 これが他の誰よりも仲の良い嫁と姑になる道だと確信しているのです。
お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2021.06.10 19:00:04
コメント(0) | コメントを書く
[親鸞会] カテゴリの最新記事
|
