2012/05/26(土)07:32
富士山の山菜/バカは死ぬまで懲りないのだ
久しぶりのハナイグチブラザーズでの山菜採りです。
相変わらずの珍道中ブログとなりました。
中央高速で
ジョンリー「あ!ETCイレテネーヤベー!」
天目「入ったね、よかったぁ♪」
ジョンリー「あれ?300円課金?ヤベー、新宿方面むかっているよー」
天目「・・・・・」
ジョンリー「天目さんちにむかっているねー」
天目「新宿と八王子の入り口よくみてなかったなぁ、ゴメンナサイ」
ジョンリー「誤ることじゃないよ、俺がわるかったんだからー」
※いつもは日の出ICから乗るのにゼニをケチった報いです。
自衛隊基地突入が遅れて仲間の車はあれど人いず。
人が多い場所は避けて新規開拓です。
人が入っている場所は採れないと踏んでの新規開拓です。
ジョンリー「あるけど、ひよひよだぁ」
天目「ほそっこいねー」
移動じゃ。相変わらず足で収穫目指します。
ジョンリー「いつもの場所へいこー」
天目「アッタヨー、ぶっといよ、」
ジョンリー「おおおーぶっといー」
我が家の周りで採れる蕨とは桁の違う大きさです。
毎年蕨採りはその日の気分によって数か質かに分かれます。
どうも今年は質のようです。
長澤まさみのようにすらりと伸びた綺麗な蕨が採れます。
天目「あれ風呂がある」
ジョンリー「入る!!」
天目「水がないよー」
ジョンリー「天気もいいしここで風呂に入れたら最高の気分なんだろうなぁ」
風呂好きのジョンリーはそんなこと考えながら採り続けます。
天目「あれ、また風呂がある・・・」
ジョンリー「・・・・」
ちょっとだけ嫌な気分が脳裏を駆け巡ります。
昨年豪雨の日キノコ採りで遭難したあの記憶がぁぁ・・・。
退去を命じます。ぐるぐるぐるぐる。
ジョンリー「やっちまったかなぁ・・」
ジャリ道に出て車を探します。
天目「あ!車だ!でもちょっと違うなぁ」
ジョンリー「違うねー、道が違うのかなぁ」
再度、葦がぼさぼさ伸びた蕨平野に突入。
ジョンリー「アー!でっけー蕨が!」
遭難のことも忘れて思わず採ります。本能が勝ります。
天目「ジョンリーさん、強いなぁ」
言葉は繰り返されると申しましょうかぁ。
これまた昨年遭難した時と同じ言葉が繰り返されます。
天目「あー!また風呂がぁ」
吹き出したい気持ちになりましたが遭難中です。
ぐっと抑えて生還を目指して歩き回ります。
ジョンリー「あ!車がある」
山菜を採り終えたおじさんにどの辺にいるのか聞きます。
今いる場所と、これから辿りつかなきゃならない道筋を新設に教えていただきました。
「ジュースでも飲むかい、ちょっと買いすぎちゃって」
ジュースと思っていたのですが、出てきたのはトップバリューのカンコーヒーでした。
想定したものと違うことはよくあることです。
ひと時の安堵です。
さあ、気分を変えて生還目指して歩き回ります。
遭難とは関係なく蕨は目前に突然出現します。
「やりい」むぁったく。懲りない。
先程と同じような道に出ます。同じ車が止っています。
ジョンリー「とにかくあの車の所までいこう」
天目「・・・・・・」
な、なんとその車から20メートルの所に愛車がぁ・・・。
「ふぅぅ」
丁度カーブになっていて愛車が見えなかったのです。
後20メートル先のことだったのです。
「遭難といえばついこの間も報道されていたなぁ。八ヶ岳で遭難した人達もあと500メートル頑張っていたら助かっていたと・・・」
ちょっとだけのことなんだ。運命なんてそんなものなのかなぁ。
哲学的な気持ちになりました。
遭難前にチャナメさん、ユウさん、コメツガさんとも会うことが出来ていました。
約束の早昼にも遭難したけれど、3分前に到着。帳尻はあわせられました。
ジョンリー「めでたし」
※何がめでたしじゃ。ちっとは学習せいよ。
こうして苦労した極太の蕨が我が家の庭で干されて自採自給の生活を支えてくれています。
楽しい蕨採り。しかしそれにも苦労があった。
ハナイグチブラザーズらしい収穫の一こまを切り取って見ました。
※バカは死ぬまで懲りないのだ。
天目さんから貰った独活の根付をしたので来年の収穫が楽しみです。
ちゃんと収穫できたら、その日昨年の遭難を思い出すことが出来ます。
終わってみればまたしても記憶に残る一日となった次第です。