2015/01/27(火)19:43
上を下へのジレッタ
手塚治虫の妄想がスパークしたお話がこれ。
この漫画を読むのがこれで3回目。
漫画をいつ読むか。
今は電車の中か風呂に浸かりながら・・いずれか。
机に座って読んだことがない。
家の中は視覚・聴覚に訴える音楽やら映画に気がそがれそれどころではないのだ。
おなかがすいて死にそうになった時だけ絶世の美女となる小百合チエ。ブスが美女になる瞬間がたまんない。
山辺音彦が眠っているときの仮想世界の中でおきる、自由極まりない出来事。
この妄想をジレッタと名付けた。
そしてラストのシーン。
地球が破滅する妄想が現実となる時・・・その破壊とユーモアに毎回度肝を抜かれる。
手塚の作品に驚かせられるのが、そこに欲望がどす黒く蠢いているからだ。