じょん・どー PhDをMSUで!? の道のり

2006/11/28(火)02:25

「大仏破壊」「9条どうでしょう」「いばりんぼうの研究と対策」

エンタメえんた(358)

ネタもないので最近読んだ本について簡単に。 高木徹「大仏破壊」文藝春秋 2005 「戦争広告代理店」の著者(内容は「広報代理店」についてだけどね)による バーミアン大仏破壊にまつわるドキュメンタリー。文章うまい!よみやすい! ビンラディン、タリバン、アルカイダ・・・といった 「ニュースでよく耳にするけどよくわからんなー」な世界を わかりやすく、それでいて深く追っていきます。 そして大仏破壊は9・11同時テロのプレリュードに他ならなかったことが明らかに。 高木さんの問題関心は2冊とも 「これまで以上に、情報の流し方(PR)が国際情勢の趨勢に強い影響を与えている」 というところにあるカンジ。 ここらへん、僕が面白がって読んでしまう原因かな。 内田樹 平川克美 小田嶋隆 町山智浩「9条どうでしょう」毎日新聞社 2006 町田さんの章が一番好き。 9条と自衛隊の並存は「矛盾」ではなく、必然的な「双子」であるととらえる視点、面白い。 その上で、9条に手をつける必要なんてないんじゃないの?と展開。 「憲法は聖域」とばかりに護憲を唱える いわゆるサヨクさんの言論なんかよりよっぽど説得力あっておもしろい。 ただ、こーいう主張って 意見を異にする人たちにとってどの程度「刺さる」のかしらん?などと。 斎藤茂太 「いばりんぼうの研究と対策」WAVE出版 2003 最近亡くなっちゃった茂太さんの本。実家に転がってたのでなんとなく。 世の中のいばりんぼう(コマッタさん)を心理学的にタイプ別分析。 「ああ、いる!いる!」などと思わず笑ってしまう。 劣等感と自己顕示が「いばりんぼう」を生むらしいよ。 ただし、「対策」とかいっても 「そういうひとの性格は直らないので近寄らないに限る」 「とはいえ、そういうわけにはいかない場合、ぶつからず流していきましょう」 「ストレスたまりそうだったら『かわいそうなひとだな』と思うことにしましょう」 てなかんじで、あんまり役にはたちませんが(笑)。 一瞬で読めるので本屋店先読了が可能そうな本。 --- こんな感じで、硬軟あわせていろいろと。 そろそろアタマをビジネスモードに切り替えていこー、ってなことで、 「仕事術」「発想術」的な本とか手に取ってみようかな。 なにかいい本、ありません?

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