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カテゴリ:エンタメえんた
※ちょっと思うところあり、2009年2月27日に
本論とは関係ない部分についての余計な記述を削除しました。 ただルール違反っぽいから変更履歴を残しました。 川村勝『アウトレットブルース』ぴあ 2007 「いいよ」といわれ、本屋で手にとって見るも、 1ページ目を開いたときから絶対にこれは買うまいと強く思い。 意地で店先読了。 内容紹介はamazonに任せるとして・・・ 内容紹介 元暴力団組員が綴るノンフィクション。「ひなた」を目指す若者たちの青春! 2000年7月、所属していた組の抗争事件で有罪を受けた広域任侠団体員・カワムラマサルは、刑務所に送られる直前、一通の手紙を受け取った。それは、友人のナオヤが事故で足を切断したことを伝えていた――。それから2年半。マサルは出所後に大検を取得、法政大学に合格し“刺青を背負った大学生”になった。一方、事故で左足をなくしたナオヤは、車椅子バスケットと出合い、パラリンピック日本代表を目指し奮闘している。 かつて暴力とともに生活していた著者は塀の中で何を決断したのか。友人・ナオヤは事故で何を失い、何を得たのか――。元任侠団体員という異色の経歴を持つライターが、ハンディを克服し「健常者、障害者を問わず、人を勇気づけられるような存在になりたい」と語る男の生き様を描く渾身のノンフィクション! これがいい話だし、勇気付けられるええ話や、ってのは賛同するので、 以下に書くことについて「ひねくれてる」とかわざわざいわないでくださいね。 はい。 前々から言いたかったんですけど・・・ ぼく、このテの 「オレは昔はいろいろ悪いことして人に迷惑かけたけど、 いろいろあって、いろいろ反省して、今は立派にがんばってます」的ストーリーは不許可なのだ。 だってさー、あとで反省するくらいなら最初からやらなきゃいいじゃん、悪いこと。 「不良から立ち直って立派になる」よりも 「ずっと立派にやってます」のほうがよっぽど大変なことだよ? 中学校とかそこらへんの時期、いろんな誘惑があるけどさ、 そういう誘惑にのらずにマジメにやってきました、ってのはやっぱりスゴい。 不良になるほうがよっぽどイージーな選択だったんじゃないかと思うよ。 と、同様の理由でヤンキー先生とやらも却下。 あのひともなんでちやほやされるのかがわからん。 不良だったのに学校の先生になったからすごいの? 学校の先生になりたくてまじめにずっと勉強してた人より 途中でグレたほうが「不良の気持ちがわかる」からいいのかな? じゃあ、僕も先生になるにはグレたほうがいいの?(30過ぎてグレるなよ・・・) というわけで、 「しごくまっとうなことをふつうにやってきた」ストーリーや その強さみたいなのにもっとフォーカスが当てられるべきだ!とおもうんだけど・・・ 小説にすると『柏木誠治の生活』みたくなっちゃうんだろうなあ(笑)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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◇僕のような中学生のときに優等生だった人間が評価されない、というジェラシーにも似た腹立たしさを感じます。ジェラシー、かな(??)
◇過去に悪いことをしたやつらは、せっかく今金を稼ぐようになったのならば、小さいときに迷惑かけた人たちに直接賠償すればいいのに。僕の同級生で、中学のときに他の同級生の父親を殴って、その父親の鼻を骨折させたんだけど、それって「子供だから」で許されるのだろうか? (2007.11.05 23:14:38)
そういう風に考えてみたことはなかったけど
言われてみれば、そうですねえ。 立ち直り系(?)のお話として、生まれながらの障害を乗り越えて教師になったとか、壮絶ないじめから引きこもりになったが今はその経験を活かしてカウンセラーになっているとか、そういうのは外的要因が大きいので偉いと思うけど、不良から脱却というのは自分が誘惑に負けた部分はたしかに否定できないかも。 でもまあ、周囲の環境とかもあるんでしょうね。 親がやくざだとか、公立中学がひどく荒れていて不良グループに入らないといじめられるとか。 どうかんがえても非行に走りそうな環境が整っていたにも関わらず、すごい真面目に生きて頑張って弁護士になった、とかいう人の方が偉いと思うし、ストーリーも案外面白いかもしれないですね。 この手の本やヤンキー先生の存在が、現在非行に走っている若者を更生させるきっかけになれば価値がある気もしますが、果たして不良君が本を読むかは疑問だし、「元暴力団員、元ヤンキー」の経歴でちやほやされるのはおかしいかも。 (2007.11.06 18:24:07)
kazutaka525さん
>◇僕のような中学生のときに優等生だった人間が評価されない、というジェラシーにも似た腹立たしさを感じます。ジェラシー、かな(??) わはは。 たぶん、僕の場合はジェラシーもあるんですよ、きっと。 小さなときにマジメだった分、 大きくなってから必要以上に悪いことが魅力的に感じられて、 うっかり中年くらいになって手を出して、 身を持ち崩す・・っていうのは よくあるパターンといえばパターンかもしれませんね(笑)。 (2007.11.06 23:40:29)
yuka_chin4389さん
>この手の本やヤンキー先生の存在が、現在非行に走っている若者を更生させるきっかけになれば価値がある気もしますが、果たして不良君が本を読むかは疑問だし、「元暴力団員、元ヤンキー」の経歴でちやほやされるのはおかしいかも。 まあ、確かに 「不良になっちゃった君もがんばれば復帰できるよ」 というメッセージにはいいのかもしれませんけどねー。 ま、ちなみにこの筆者の環境でいえば (彼の書くところによると)幸せな家庭、だったらしいですよ。 まあ、子供が非行に走るのって 親の過干渉とか過保護もあったりするんだよね・・・。 (2007.11.08 09:01:24)
確かにこいつはぐれたけど。刑務所って相当辛いよ。真面目に生きるのも辛いと思うけど、ぐれて、そっから立ち直るのは、その五倍はしんどいよ。とりあえず、読んでみたら分かるよ。 俺も、毎日、死にたいぐらい辛いけど、この本読んで、だいぶ痛みは軽減されたよ。ほんとに。
(2008.09.26 03:22:53)
三十路のかすさん、
コメントありがとうございます! 結構、言い切りでブログエントリしてしまってますが、 この時に言いたかったのは 「元ヤンキー」ということだけを 世の中で生きていく武器にしてしまうのも なんだか違うんじゃないか、ってことなんですよ。 でも、だからといって、 立ち直ろうとされている方、立ち直った方の「強さ」を 軽んじるつもりはないんですよー。 そしてこの本がそういう方の力になっているのであれば それはそれでとても素晴らしいことだと思います!! (2008.09.26 23:52:59)
先日は失礼しました。なにぶん、パソコンに触るのは、ほんとに気が向いた時な物で(笑)。
でも、作者の河村氏は元ヤンを売りにしてるつもりは全く無いと思いますよ。 ただ、歩んできた道がそうであっただけで、それを売りにしてるとは全く思いませんでした。(感想として。) 現に、もっとアホな奴は、自分のやっている行為や態度に全く気付きもしてない!! だから、もっと真面目な人にも読んでもらって、作者自身の人間性に触れて欲しいと思った。 あと、じょんほーさん! 彼の友達のnorikiyoって奴も、アウトレットブルースってアルバムを出してるんですが、これも聞いてみて欲しいですね。 you tubeで試聴も出来るんで是非お願いします。 ちなみに、norikiyoの「sadame 」、という曲しかプロモは見れませんが(笑)。 川村氏もゲストで出てるんで。 (2008.09.28 06:36:16)
三十路のかすさん
> でも、作者の河村氏は元ヤンを売りにしてるつもりは全く無いと思いますよ。 ただ、歩んできた道がそうであっただけで、それを売りにしてるとは全く思いませんでした。(感想として。) 現に、もっとアホな奴は、自分のやっている行為や態度に全く気付きもしてない!! だから、もっと真面目な人にも読んでもらって、作者自身の人間性に触れて欲しいと思った。 あと、じょんほーさん! 彼の友達のnorikiyoって奴も、アウトレットブルースってアルバムを出してるんですが、これも聞いてみて欲しいですね。 you tubeで試聴も出来るんで是非お願いします。 ちなみに、norikiyoの「sadame >」、という曲しかプロモは見れませんが(笑)。 川村氏もゲストで出てるんで。 なるほど。情報ありがとうございます。 ぜひ見てみたいと思います! まぁ、こういうのは周りの「売り方」ですもんねえ。 別にそのことを中心にしたくなくても、 「立ち直りの日記!」みたいにした方が売れるから、 といった出版社側の意向も働いたりするわけで。 おそらくご本人は心の強い、スゴい人なんでしょうね! (2008.10.01 10:56:19)
僕は川村氏ほどあれてる人間ではなかったけど不良ってのはイージーなものではないんですよ。確かに中学の時は優等生をばかにしていましたが最近変わりました。自分は高校中退して二十歳で大検取って今大学にいってます。19の時から二年間勉強漬けでこれを中学の時からやっていた人ってのはすげーなと。
でも不良は不良で大変でして。教師の事でいうと結局テストは一緒だし結局その人も同じくらいの勉強をした分けで。個人個人色んな過去を背負ってる。あとで反省するくらいなら最初からやらなきゃいいじゃんってのは不良だった人のほとんどが感じていると思う。おれもそう。 でも川村さんはそこらの不良のレベルではなかったはず。ヤクザから足を洗うのも容易なことではないしそこから大学いってライターになって。個人個人、その人にしか出来ないことがあると思うんですよ。たぶんずっと優等生だった人には書けない。でもずっと優等生で親の敷いたレールに乗ってきた人にしか感じない葛藤や思いもあったはず。だからそういう人はそういう事を書いたら面白いと僕は思う。不良の人はそういう人理解し優等生だったひとは不良だった人を理解ができる。そういう社会になればなーと思う。三十路のかすさん も紹介してるNORIKIYO氏もラップで自分の過去や今を表現してます。実際それで金を稼いでる。形は違えど自分の武器で金を稼いでるんです。 だからあまり偏見を持たず呼んでみては?? (2008.10.29 03:30:06)
takeshiさん >でも不良は不良で大変でして。教師の事でいうと結局テストは一緒だし結局その人も同じくらいの勉強をした分けで。個人個人色んな過去を背負ってる。あとで反省するくらいなら最初からやらなきゃいいじゃんってのは不良だった人のほとんどが感じていると思う。おれもそう。 僕個人は学級委員とかしちゃうような 優等生くんだった時期もあるので(今は見る影もない) こういうことを教えていただけると 「あ、そうだったのか!」と勉強になります。 >だからあまり偏見を持たず呼んでみては?? これはおっしゃる通りですね! ありがとうございます、新しい視点が持てたようなきがしますね。 しかし、このエントリを書いてからもう 1年近く経つんですが、 いまだにぽろぽろと反響があるっていうのは やっぱりこの本・作者がそれだけ支持されてるってことなんでしょうね。 いろいろ学ぶところ、多いです。 (2008.10.29 21:15:58)
僕はtakeshi君とは逆のタイプで、小中高とそこそこ優等生で
大学に入ってからドロップアウトした人間です(要するに中途半端)。 そんな僕が言えるのは、どっちの道もハードなんだなっつーこと。 近所のコンビニに行くのが唯一の娯楽だった受験勉強も厳しければ 2時間足らずの睡眠で悪いことしてる893屋さんも大変。 表面上は取り繕ってたって、どこも一皮剥いたら生き馬の目を抜くような 競争が存在してます。どうやって他人を出し抜いてやろうかって みんな必死でしょ?テスト前に「全然勉強してないよー」と言いつつ 蓋を開けてみたら学年一桁だったり、就活してるそぶりも見せなかったのに サクっといい会社に決まっちゃたり。そんな奴いたでしょ? 人間それぞれ生まれ育ちや選ぶ道は違っても、その中で勝ち上がってくのに 必要なタフさとか、挫折によって感じた痛みなんかは普遍的なんじゃないかな と思います。川村君や上でも挙げられているnorikiyo君は、痛みを知りつつ 強さも兼ね備えている人間として尊敬に値すると思いますよ。 未読だったら壁にぶつかったときに読んでください。 何かしら得るものはあるはず。 (2008.12.21 11:18:22)
このエントリー、長いこと反響があって
ちょっとドキドキしてます。 文章ってのは(いかにこんなアホアホブログであっても) 責任をもって書く必要だあるんだな、ということを 再認識させられています。 さてさて、wakさん、はじめまして! >人間それぞれ生まれ育ちや選ぶ道は違っても、その中で勝ち上がってくのに >必要なタフさとか、挫折によって感じた痛みなんかは普遍的なんじゃないかな >と思います。 なるほど、なるほど。 そうですよね、立場がどうこう、ということではなく、 そのなかでそれなりにやっていったり、 挫折したり、そこから立ち直ったり、ということの 物語としては普遍的なのかもしれませんね。 どこで、何をやっても、いろいろ大変。 だったら好きなことをやって大変、で生きていきたいなあ、 などと考える今日この頃です。 ・・・ってこの本とはあまり関係のないコメントですが。 (2008.12.21 21:54:27)
BLOGの題材にするなら最低限しっかり読んでから批判すべき。そもそも買うつもりがまったくないのに立ち読みする行為が不道徳であるとお考えになったことがないんでしょうか?
(2009.02.23 15:16:22)
クリエーターさん
>そもそも買うつもりがまったくないのに立ち読みする行為が不道徳であるとお考えになったことがないんでしょうか? あ、正直なところ、 無関心でいられない、ブログに書かないではいられなかった、 って時点で既に川村さんの手のひらの上なんですよ。 ほとんどの本は何も取り上げられることなく する―されている中で あーだこーだいいたくなっちゃったってのは、 それだけ「ココロに残った」ということであって、 パワーが響いてるってことのうら返しなんですよね。 ま、1年前以上のエントリってことで だからこそこんなふうに冷静にコメントできるわけですけどね(笑)。 ご意見ありがとうございます! (2009.02.23 17:29:58)
一度川村さんに会って話ししたほうがいいですよ。相模原に行けばいつでもあえるので。なんにもしない貴方が批判するのはどうかと思います。
(2009.02.26 21:01:29)
hideさん
>一度川村さんに会って話ししたほうがいいですよ。相模原に行けばいつでもあえるので。 そうですね、機会があればぜひお会いしてみたいと思います。 きっとお話しとかも刺激的な方なんでしょうねー! (2009.02.27 09:18:20)
一度転落すれば二度と這い上がれないこの国の構造はこういった考えが作ったのでしょうか
(2012.09.13 23:05:06)
昨日急にアクセス数が伸びたのですが
この方の本がどこかで紹介されたのでしょうかね? と、5年以上前のエントリに わざわざコメントありがとうございます。 この筆者・川村さん個人についての意見は 私は特には持ち合わせないので ここは間違えないでいただきたいのですが・・・ 「昔悪かったけど今は改心して更正した」ことは 「今も悪い」よりかははるかにいいことではありますが いかに「改心・更正する」プロセスに 血のにじむ苦労があったとしても それを「美談」のように褒め称えるのは やっぱり今でも今でも違和感を感じます。 と、せっかくいただいたコメントについて: >一度転落すれば二度と這い上がれないこの国の構造はこういった考えが作ったのでしょうか 「一度転落すれば」の「転落」が何を定義するかにもよるので あまり書いても仕方ないのですが、 日本が「二度と這い上がれない構造」って本当なんでしょうかね・・・? 日本ほどセーフティネットがしっかり張られている社会もめずらしいのかもしれないなあ、というのが私がアメリカで過ごして思うことの1つにあったりします。 (2012.09.14 06:16:15)
kazutaka525さん
>◇僕のような中学生のときに優等生だった人間が評価されない、というジェラシーにも似た腹立たしさを感じます。ジェラシー、かな(??) <br> <br>◇過去に悪いことをしたやつらは、せっかく今金を稼ぐようになったのならば、小さいときに迷惑かけた人たちに直接賠償すればいいのに。僕の同級生で、中学のときに他の同級生の父親を殴って、その父親の鼻を骨折させたんだけど、それって「子供だから」で許されるのだろうか? ----- (2013.06.19 00:29:52)
その小説は、真面目にコツコツやって書いたの?
(2016.10.07 23:39:19)
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