カテゴリ:絵本
あけるな 作:谷川 俊太郎 絵:安野 光雅 ブッキング タイトル、魅力的ですよね "あけるな"と言われると開けたくなる "あけるな"と言われるとそこに何かあるのか、見てみたいと思ってしまう ここから私の勝手な解釈で話を進めさせて頂きますね 私にはボーッと考え込む時間があります そんな時に開かれる扉だと感じています つまりは、これは私にとって"自分自身の心の扉"なのだと… "あけるな"と言われてから、ドアが開けられるまで、表紙も含めて5ページかかっています 開けるまでが大変なんです だって見たくないものをしまっていますから だからようやく開けても、鬱蒼と木が生い茂っておいそれと中には入れないのです 何かを隠すならそうするでしょう、誰だって ようやくそこを抜けると真っ暗闇 不安、罪悪感、劣等感など、様々な負の感情を漆黒で表しているとしたら、それを隠したいと思うのが人間の心情 私だって人前で笑っているけど、ものすごくたくさんの負の感情を持っている でも、そのことを人に知られたくない だから、隠そう、隠そうとして自分を偽ってしまう その先にあるのは孤独 誰もほんとの私なんて理解してくれない いつもそう思っている でもね、そう思いながらもひとすじの光を必要としているの こんな私にも必要としてくれる人があるはずだ、必要とされる場があるはずだって "私なんて…"と落ち込んだ後には必ずこの気持ちが湧き起こってくる そうでなければ、今頃は天国(地獄かもしれませんけどね)にいるのでしょうね ここまで堂々巡りをしてくると、そろそろボーッとしている時間は終わる頃 ふと我に戻ると、いつもの日常が待っているんです いろんな解釈がありそうですね 皆さまのご意見も是非伺いたいです そして、昨年12月クリスマス・イヴに安野光雅さんがお亡くなりになられました これまで数々のステキなご本をありがとうございました ご冥福を心よりお祈り申し上げます #絵本 #安野光雅 #谷川俊太郎 #あけるな お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.02.10 17:21:21
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