絵本ノート - 1日1冊お気に入りの絵本

2021/03/02(火)13:43

ぬればやまの ちいさなにんじゃ

絵本(545)

ぬればやまの ちいさなにんじゃ 作: かこさとし 復刊ドットコム 絵本に"ほっこり"など癒しを求める人は多いでしょう このお話はそれとは大きく異なります 昭和のスポーツ根性漫画のような世界がそこにはあります 辛いことに立ち向かう姿勢、諦めない心、家族や師弟への愛が描かれています あれ、どこかで… そう、鬼滅と同じ 今の時代、こういうお話が求められるのかもしれません 戦いの場面では結構、ハッとさせられるような表現が使われています 鬼滅の無限列車で丹次郎が自分の首を刎ねましたね そのことを思い出しました あらすじは、家族を鬼に殺された主人公が天狗に弟子入りをし、仇をとるという、聞いたことのあるものですが、表現が具体的で、主人公の悔しさやがんばりが手に取るようにわかり、読者は応援したくなります タイトルにある"ぬれば"という言葉、今はあまり使われなくなりましたね 個人的な思いなのですが、私は子どもの頃、髪が真っ黒く、よく"濡れ羽色"だと褒めて?頂きました そんなこともあって、"濡羽"という言葉は、継いでいきたい言葉のひとつなのです #絵本 #ぬればやまのちいさなにんじゃ #かこさとし #鬼滅の刃 #無限列車

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