2021/03/02(火)13:43
ぬればやまの ちいさなにんじゃ
ぬればやまの ちいさなにんじゃ
作: かこさとし
復刊ドットコム
絵本に"ほっこり"など癒しを求める人は多いでしょう
このお話はそれとは大きく異なります
昭和のスポーツ根性漫画のような世界がそこにはあります
辛いことに立ち向かう姿勢、諦めない心、家族や師弟への愛が描かれています
あれ、どこかで…
そう、鬼滅と同じ
今の時代、こういうお話が求められるのかもしれません
戦いの場面では結構、ハッとさせられるような表現が使われています
鬼滅の無限列車で丹次郎が自分の首を刎ねましたね
そのことを思い出しました
あらすじは、家族を鬼に殺された主人公が天狗に弟子入りをし、仇をとるという、聞いたことのあるものですが、表現が具体的で、主人公の悔しさやがんばりが手に取るようにわかり、読者は応援したくなります
タイトルにある"ぬれば"という言葉、今はあまり使われなくなりましたね
個人的な思いなのですが、私は子どもの頃、髪が真っ黒く、よく"濡れ羽色"だと褒めて?頂きました
そんなこともあって、"濡羽"という言葉は、継いでいきたい言葉のひとつなのです
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