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絵本ノート - 1日1冊お気に入りの絵本

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2021.05.05
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カテゴリ:絵本

どこにいるの、おじいちゃん
作:アメリー・フリート
絵:ジャッキー・グライヒ
訳:平野 卿子
偕成社

人が死ぬとはどういうことか
いつから理解したんだろう
いつから悲しいと感じるようになったのだろう

ブルーノにはまだ人の死がどういうことか、よくわかりません
おじいちゃんのことが大好きだけど、おじいちゃんが死んでもよくわからないのです
でも、お葬式が終わって "そうだ、おじいちゃんに聞こう"と思って、おじいちゃんの部屋に行っても、おじいちゃんはいないのです
家のどこにも
そんなことが繰り返されて、ようやくブルーノは、人が死ぬというということはどういうことかを理解し始めます
そうすると、自然と悲しく、淋しく感じるようになるのでした

でも、もっと時間が経つと、今度はおじいちゃんが大好きなことは変わらないのに、悲しみや淋しさが薄れていくことに気付くのでした

*・*・*
子どもの視点で、"死"を考えたことがありませんでした
でも、こうやって人生の大切なことを学んでいくんだって合点がいったんです

誰もが必ず通る道
こうして大人になっていく

その過程を見ているような絵本です

文章が美しく、言葉の一つ一つが心に刺さるおススメの一冊です

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最終更新日  2021.05.05 14:56:26
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2021.05.04
カテゴリ:絵本

ホラ すてきなお庭でしょう
絵: ピーター・スピア
訳: わしづ なつえ

タイトルとは裏腹に、最初のページは決して裕福ではない2人の子どもが物思いに耽っているところから始まります

2人は次のページから、中世の世界へと想像の旅をします

そこには形良く刈り込まれ、花々が美しく咲く庭や、活気に満ちた街が広がり、ゆったりとした時間が流れています

安野光雅さんの絵本のように、何時間観ていても色々な発見があり、飽きることはありません

The Mother Goose Library とありますが、作者のスピアがイタリア、フィレンツェで描いたスケッチを元にしているのだそうです

タイトルページの次ページに描かれているのがフィレンツェ様式庭園
そこに書かれた詩こそ、Mother Goose を代表する詩の一つ

Mary, Mary, quite contrary

Mary, Mary, quite contrary,
How does your garden grow?
With silver bells and cockleshells,
And pretty maids all in a row.

です

この本、大好きですが、最初のページからこのページまでが特に好き
現実の世界から木のトンネル(イタリア、フィエレゾにあるヴィラ・デラ・ペトライア)をくぐると違う世界が広がっているんです

ワクワクしますよね!

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最終更新日  2021.05.04 20:41:09
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2021.05.03
カテゴリ:絵本

クリシュナのつるぎ
文: 秋野癸巨矢
絵: 秋野不矩
岩崎書店

先日、"バガヴァット・ギーター"という言葉を知りました
なんでもマハーバーラタの一編で、クリシュナという神と勇士アルジュナの対話なのだそうで…
聖書に次ぐ世界第2位の売り上げを誇る本なのに、存在すら知りませんでした

これはバガヴァット・ギーターではありませんが、クリシュナがどういった存在なのかを知るにはいいかなと思って、取り上げてみました

カンサという悪い王様に苦しめられていたインドの人々は、ビシュヌ神に助けを求めます
これを聞いたビシュヌは、テブキという女性の体に宿り、クリシュナとして地上に生まれることにします
しかし、カンサ王はテブキから生まれる子どもに殺されるという予言を受け、テブキ夫妻を牢に閉じ込めたのです
それでも嵐の夜、テブキはクリシュナを産みました
父親はカンサからクリシュナを守るため、クリシュナを抱いて牢から逃げました
逃げる途中、様々な奇跡が起こり、クリシュナは逃げ延びます
逃げ延びたクリシュナはすくすく育ち、大雨や火事から人々を救います
クリシュナが18才になった時、いよいよカンサ王を討伐にいき、見事に倒したのでした

クリシュナ誕生は、キリスト誕生ととても似ています
頭が7つある大蛇や頭が110もある大蛇が登場するところで、"ヤマタノオロチ"を思い出すのは、私だけでしょうか?

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最終更新日  2021.05.03 21:18:44
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カテゴリ:絵本

ピーターのいす
作:エズラ・ジャック・キーツ
訳:木島 始
偕成社

妹が生まれた
ピーターはお兄ちゃんであることを求められる
"僕のいすなのに、どうしてピンクに塗るの?"
"ベッドも!僕のなのに…"

"お兄ちゃん、お姉ちゃん、あるある"です

ピーターは思い余って、家出をしてしまいます
でも、そこであることに気付き、自分のいすを妹にあげようと言い出すのでした

子どもに限らず、人は自分が納得できたら、次の一歩が踏み出せるんだな、って思いました

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最終更新日  2021.05.03 18:17:20
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2021.05.02
カテゴリ:絵本

かぜはどこへいくの
文:シャーロット・ゾロトウ
絵:ハワード・ノッツ
訳:まつおかきょうこ
偕成社

"こんなお母さんになりたい"
子どもを持つとそう思うのではないでしょうか
"どうして、どうして"と延々と続く質問に、
「もう、いいかげんにして!お母さんは忙しいんだから!」
なんて怒ったことはありませんか?

この本に登場するお母さんは、丁寧に適切に忍耐強く、子どもの質問に答えてあげます

その言葉はとても温かく、子どもだけでなく、私たち大人にも響いてきます

この本は、鉛筆で描かれており、素朴な感じがします
鉛筆で描かれたものですから、表紙以外は色がついていません
ですが、たとえば
"そらのいろは あおから ピンクに、ピンクからふしぎな 夕方の むらさきいろに かわりました"
"おひさまは ながくのびた 金いろのくものなかに かくれました"
といった文章を読んでいくと、その鉛筆画に自分なりの色が思い浮かんできて、世界に一枚だけの自分だけの1枚になるのです
"この色にしたいのに使いたい絵の具がない"なんてことがない、無限の可能性のある絵本です

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最終更新日  2021.05.02 00:52:39
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2021.05.01
カテゴリ:絵本

カガカガ
文: 日野 十成
絵: 斎藤 隆夫
福音館書店

伝承っておもしろいですよね
このお話は、北米の先住民族、ウィネバゴ族に伝わる神話なのだそう
主人公はワクジュンカガ

なるほどー
それでカガカガかー

ん?なんだこれ?
とタイトルを見ただけで、思わず手に取ってしまいました
さらに、絵を見て

これは…一体…?

なんなのか、予想もつかない見た目で、また一興

石と鳥の間に生まれたカガカガ
(この時点で😳!ですよね)

神さまの使いで旅に出たのに、なんの用だったのかをすっかり忘れてしまったカガカガ
ハゲワシやクマをだましましたが、最後は自身がミンクに騙される羽目に…
その結果、カガカガは長い尻の穴を焼かれ、長いへそは刻まれてしまいます

くっ、くっ😆
長い尻の穴って…🤣
箱に入った長いヘソって…🤣

そして、刻まれたヘソは、
ジャガイモ🥔となり
トマト🍅となり
コメ🍚となり

あれ?これ、どこかで…

そうです
スサノオノミコトをもてなそうとして、斬り殺されたオオゲツヒメの話に似ていませんか?

海を隔てて数千キロも離れているのに…

不思議がいっぱい詰まった本です

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最終更新日  2021.05.01 06:36:01
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2021.04.30
カテゴリ:絵本

オニのサラリーマン
文: 富安陽子
絵: 大島妙子
福音館書店

地獄って、鬼の勤め先だったんですねぇ
知らなかったです
部署はなく、その日の担当で「釜茹で地獄」だったり、「血の池地獄」だったりするんですって

主人公の赤鬼、オニガワラ・ケンの今日の担当は「血の池地獄」
ケンさん、ものすご、マジメに仕事してたんですけどね
仕事あるあるですよ、あるある
つい、眠くなっちゃって…

で、そんな時に限って、じゃないですか
なんか起こるのって

後ほどエンマ様にたっぷり怒られることとなります
何が起きたか、は絵本でどうぞ!

え?オニのような塩対応ですって?

だって、私、鬼の会社からの地上派遣社員ですから😁

上司に叱られた後の一杯🍶もあるあるです

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最終更新日  2021.04.30 02:58:57
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2021.04.27
カテゴリ:絵本

The Tree Lady
H. Joseph Hopkins

「バルボアパークの母」と呼ばれたキャサリン・オリビア・セッションズのお話

ケイト(キャサリンのこと)は子どもの時から自然が大好き
特に木が好きで、森にいるときは家にいるかのように感じられるのでした

大学に進むと植物について学び、世界中の木を研究しました

しかし、そんな彼女が仕事で、木がほとんどないサンディエゴに住むことになったのです
彼女の勤務する学校からはシティパークが見えました
でもそれは名ばかり
ケイトは先生を辞め、庭師となり、サンディエゴを緑豊かな街にする決意をしたのです

”乾いた土地に育つ木などない”
そう思う誰もが無理だと思っていましたが、ケイトは諦めませんでした
世界中から乾燥に強い木を集めました

そしてそのかいあって、サンディエゴは街のいたるところで緑が見られるようになりました

1915年にサンディエゴで博覧会が開かれることになり、フェアが行われるシティパーク(バルボアパーク)にもっと木が必要だと思ったケイトは、多くの人の協力を得て、パークを何百万本という木や植物で満たしたのでした

***
「ほかの多くの人が・・・」
「でも、ケイトはちがった!」(But Kate did.)
各ページの終わりがこのようになっています
音の響きが美しいです

それ以外にも私の好きなフレーズが・・・
それは子どもの頃、ケイトが森で感じたこと

She loved the way they reached toward the sky and how their branches stretched wide to catch the light.
(ケイトは木が空の方にぐーっと伸びて、光を取り込むようにその枝を広く広げる様子が大好きだった)

ぜひ、読んでみてください

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最終更新日  2021.04.27 22:18:37
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カテゴリ:絵本
でんでらの

お恥ずかしい話だが、柳田邦男の遠野物語、名前は知っていたし、ずーっと気になっていたけれど、読んだことがなかった

”・・・絵本になったんだ”
一話ずつが絵本になって登場し、手に取った
何冊かある中でこの本を選んだのは「でんでらの」という聞いたことのない名前が気になったから

「でんでらの」はその昔、齢60を越えた老人たちが追いやられた墓場のような場所だ
追いやられた老人たちは、ここで共同生活を送り、自然に死ぬのを待った
青笹村のでんでらのの場合、死人が出る時には予兆がある
でんでらのにあるお堂の守役の家の者には、それがわかるのだという

******
その時代を生きた一人の少年と一人の少女
そして同じ顔をした現在を生きる少年と少女
時代を超えて同じ場所で生きている

少年と少女は堂守の家の者
現在を生きる者たちは、その末裔

同じ顔をしている少年たち、少女たち
だが、決定的に違うのはその表情

その時代を生きた者は「死」を目の当たりにしてきた者たちだ
現在を生きる少年少女は、戦があったであろう、また多くの者が捨てられて死んでいったその地で、そんな歴史があったことを知らずに遊んでいる

だが、歴史はスペクトラム
現在を生きる者たちのどこかに、悲しい歴史の1ページが刻まれているのかもしれない

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最終更新日  2021.04.27 20:18:26
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カテゴリ:絵本

作:メアリー・ハウイット
絵:トニー・ディテルリッジ
訳:別所哲也
文溪堂

怖いもの見たさ
危険な匂い
残念ながら、これに負けちゃう人は多いはず
それに加えて嘘で塗り固められた響きのいい甘い言葉

フライだってわかっていたんです
いたのに、いっちゃった

その結果が"それ、見たことか"
フライは決して特別ではないのです
誰もがフライになる可能性があるのです
絵本を客観的に見ているときは
「フライ、だまされるわよ、気をつけて!」
とか
「バカだなぁ、フライ。だまされてるのに気がつかないのかなぁ」
と思ったとしても

黒鉛筆一色で描かれたかのような色合いとテカり(実際は五重のプレート・ブリストル版の上にランプブラックとチタン白のアクリルガッシュ、プリズマカラー色鉛筆で描かれ、銀と黒のダブルトーンで印刷されたそうです)

めくっても、めくっても、黒一色の世界が広がって、恐怖感を煽ります

感じた不安その通りに、イヤな方向に話は進み、絵本だから、と言って、優しい結末になっていません

というわけで、この絵本は私たち、読者に"気をつけよう"と、注意喚起される本となっています

#絵本 #スパイダー屋敷の晩餐会 #森の小さな絵本カフェ #絵本くらぶ #絵本で友だち

森の小さな絵本カフェ
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最終更新日  2021.04.27 19:09:04
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