カテゴリ:読書
★書名:戦国自衛隊1549 ★作者:福井晴敏 /寺田克也 ★こんな本: アクエリアス計画―太陽の強力電磁波から、情報・通信回路をシールドする前代未聞の実験。その実験中に、的場丈史一佐が司令を務める、陸上自衛隊・第三特別混成団が忽然と消えた―。入れ替わりに過去の空間が、戦国時代の騎馬武者と共に現代に出現した。第三混成団は過去の世界に飛ばされてしまったのだった。アクエリアス計画の開発に携わっていた神崎怜は、的場が作製した勝利不可能な図上演習において、唯一勝利を収めた鹿島勇祐を加え、第三混成団を現代に連れ戻す計画を立てる。行く先は1549年。天下を目指す群雄が割拠する戦国時代―。 ★思ったこと: 半村良の戦国自衛隊は小学生の時に呼んだけど、けっこう印象に残ってる。今回の1549はそのリメイクには違いないんだけど、半村版に対するアンチテーゼが提示されているようでとても面白かった。時間改変に対する昔ながらのテーマを、半村版の主人公たちと逆の立場から見つめてみると、なるほどな~、そうきたかと唸らせられる。 信長・秀吉の扱いもひねりが来てたし(秀吉は見え見えだったけど(苦笑))、さすがにのってる作家だけあって、福井晴敏は勢いがあるな~って感じだった。 まぁ、時間ものが好きだったら読んでみる価値はあるんじゃないかな?個人的には『戦場のローレライ』のほうを勧めるけどね。 ★採点:40点(けっこう良かった) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/06/22 08:22:29 PM
コメント(0) | コメントを書く
[読書] カテゴリの最新記事
|
|