★レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで(2008)★
REVOLUTIONARY ROADそれは──誰もが逃れられない<運命の愛>あなたの最愛のひとはあなたを愛していますか──。<↑そう言う感じの映画ではなかったような・・・>上映時間 119分 製作国 アメリカ/イギリス 公開情報 劇場公開(パラマウント) 初公開年月 2009/01/24 ジャンル ドラマ 【解説】「タイタニック」以来の再共演となるレオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットが理想と現実の狭間で苦悩する夫婦に扮したヒューマン・ドラマ。原作はリチャード・イェーツの『家族の終わりに』。1950年代のアメリカ郊外を舞台に、一見理想的な夫婦が虚しい日々から脱却を図ろうともがく姿とその顛末を生々しく描く。監督はケイト・ウィンスレットの夫でもある「アメリカン・ビューティー」のサム・メンデス。【ストーリー】1950年代のコネチカット州。“レボリューショナリー・ロード”と名づけられた閑静な新興住宅街に暮らすフランクとエイプリルのウィーラー夫妻は、二人のかわいい子供にも恵まれた理想のカップル。しかし、その見た目とは裏腹に、彼らはそれぞれ描いていた輝かしい未来と現状のギャップに不満を募らせていた。元陸軍兵のフランクは事務機会社に勤めるもセールスマン人生の我が身を嘆き、かつて女優志願だったエイプリルも大成せずに至っている。するとフランクが30才の誕生日を迎えた夜、エイプリルが家族一緒にパリで暮らしましょう、と持ちかけ、パリでは自分が秘書として働くからフランクは気ままに暮らせばいい、と言い出すのだった。はじめは妻の突然の提案に戸惑うも希望を膨らませ、ついには移住を決意するフランク。それは間もなく、周囲にも知るところとなるのだが…。【感想】<>エンタメ作品が好きで、単純明快な話が好きで感性が鈍い私には、正直まったくわからない作品でしたと言うことで、この映画の感想どう書いていいかもわからない私です結婚して2?年、一応(笑)妻の私ですが、フランクの妻、エイプリルにまったく共感できませんでした郊外の素敵なおうちに住み、かわいい子どもが二人いて、自分を愛してくれるやさしい旦那様がいて、何が不満なの?私がエイプリルだったら、幸せ感じるだろうなあどうしてその生活では、幸せを感じられないの?見つけられないの?と思ってしまったんですよね私も、あの時こうしていたらとか夢みたいなものももちろんあります。でも、子どもが生まれてからの私の幸せや喜びは全部子どもでしたので(主人には申し訳ないですが・笑)エイプリルの苦悩は理解できませんでしたとは言え、1950年代は、まだまだ女性の社会進出も難しく、中絶も法律的に認められておらず、また、離婚もその後の仕事に影響すると言う時代背景を考えると、エイプリルのように自我の強い、自立したい(している?)女性には生きにくい時代だったのかもしれません。エイプリルには、まったく共感できないと言っている私ですが、レオの誕生日に、子どもたちと彼の帰りを待ちお誕生日のお祝いを、せいいっぱいしている彼女を見ると彼女なりにがんばっていたのかもしれないと思い、そして、その無理ながんばりの積み重ねで、精神が病んでいったのかもしれないと思いました<この時は、パリに行くことを決めたからの行動かもですが・・・>共感はできませんが、ちょっとだけ同情はできるかもしれません。そして、そのように感じることができるのは、私がそれなりに幸せだからなのかもしれません(あくまでも、それなりにですから~~・笑)ケイトの似たような役柄では、リトルチルドレンがありますが、それは結構好きでしたが、この作品は、後味も悪くて、好きな作品とは言えません二人の熱演と書きましたが、特に、終盤近くの大げんかは迫力のバトルで、売り言葉に買い言葉、絶対に言っていけない言葉まで出てきてしまい、夫婦の破綻が決定的なものなってしまったことがわかります一夜明けて、翌日の朝食、エイプリルは、一見おだやかな顔でフランクに話しかけ、朝食を作るのですが、仕草はなんかぎこちなくてその時のエイプリルの横顔は能面のようで、怖かったです静寂さが漂う朝食のシーン、なぜかドキドキしてしまいましたそして、その後に、悲劇が訪れるのですが・・・このラストは、映画を観る前まで、予想もしていなかった結末でしたので観終った後、余計に気持ちが重くなりましたフランクやこどもたちがかわいそう・・・結婚とは?夫婦とは?夫婦の共同生活とは?人生において大切なものとは?いろいろなことを考えさせられました。観終った直後は、こういう映画好きじゃないなあと思った私ですが感想をまとめているうちに、好きとは言えないけれど、そう悪い作品じゃあなかったかもと思いはじめました(笑)レオとケイト他キャストは皆さん良かったです<初めての夫役、父親役のレオ・・・あれだけ作品に出ているのに、既婚者の役はなかったんだ(*_*; 最近は骨太なレオばかり観ていたので、レオのこういう繊細な演技が堪能できて嬉しいかも^^><フランクの美しい妻。女優を志していた。この女優さん、私は、ネバーランドから好きになりました。GG賞とるだけのことはある凄い演技でした><フランクとエイプリルに家を仲介した不動産やで彼らの友人でもある。やはり、存在感あっていいですね。こういう人っているよね~って言う母親で奥さん役でした。ある意味、したたかな女ですよね(^^ゞ><へレンの息子。精神を病んでいる。あのような母親では息子も病んでしまうかも?(ーー;)少ない出番ながら、かなりのインパクトです!アカデミー賞、助演男優賞にノミネートされています><フランクと同じ会社に勤めるタイピスト。浮気相手。カザンと言う苗字?が珍しいと思ったら、エリアカザン監督(2003年他界)のお孫さんでした。パンフにはゾエカザンとありましたが、他で調べたらゾーイカザンとも書かれてありました><この映画のラストの映像は、へレンの旦那さんです。重くて救われない内容ながら、唯一クスリとニヤリとしたのが、このシーンでした。夫婦円満の秘訣ってそう言うことかもと感じてしまいました・笑>他にも、レオとケイト夫妻と比較するため?のいかにも普通の夫婦と言った感じの、デヴィッドハーヴァー、キャスリーン・ハーン夫婦の存在も良かったです。原作はリチャード・イェーツの『家族の終わりに』と映画のタイトルとはかなり違います。原作を読むと、エイプリルの葛藤がよくわかるのかな?映画と内容がどれだけ感じが違うのか、時間ができたら、読んでみようかと思います。恋人同士では、絶対に観に行かないほうがいい映画ですね(笑)1月24日(土)から公開中<パンフレット¥700クリックで公式サイトへ>いいかげんな妻のひとりごと(笑)恋愛感情があるのは、最初の10年くらいですかねえ(笑)子どもができたら、すぐに子どもに愛情が行ってしまいますから(笑)20年過ぎたら、友情、同情と言う感じでしょうか(笑)そして、夫婦円満?の秘訣は、ケンカしたら主人が謝ることです(笑)最近は、ケンカさえもありませんが(爆)オマケ・・・どうでもいいこと(ではないかな?笑)なんですが、私はあんなにヒットしたタイタニックを観ていません(笑)