★オーシャンズ(2009)★
OCEANS生命(いのち)の飛ぶ空。命の原点、感動の頂点へようこそ。『アース』『ディープ・ブルー』を超える、史上最大のドキュメンタリープロジェクト。映時間 103分 製作国 フランス 公開情報 劇場公開(ギャガ) 初公開年月 2010/01/22 ジャンル ドキュメンタリー 映倫 G 【解説】『ニュー・シネマ・パラダイス』や『コーラス』の名優にして、『WATARIDORI』では監督として観る者を魅了したジャック・ペランが、世界中の海を取材したネイチャー・ドキュメンタリー。北極海から南極海、海上から大気圧1,100倍の深海へと、世界50か所で4年以上の月日をかけて100種類以上もの海洋生物を撮影。本作のために開発された最新の撮影技術を駆使してとらえられた決定的な瞬間は美しくも驚異的で、まるで海にいるかのような臨場感で楽しませてくれる。【簡易感想】<><>撮影の苦労をプラスしてこの評価ですヒルズで大学時代の友人たちとの新年会が夜にあり、せっかくヒルズに行くのだから、映画を観ようと、30日から公開の『ラブリーボーン』を観ようと思ったのですが、最前列しか空いていませんでしたので、『オーシャンズ』に切り替えて鑑賞しましたオーシャズも完売となりました。相変わらずヒルズの土日は混むなあ(^_^;)オープニングの海、波、波しぶきの映像から、迫力が感じられて、3Dではないのに波しぶきがこちらまで来そうな勢いのある映像で、結構引き込まれ、ちょっと期待が高まりましたが~~、アースと違い、全編海の映像は、よく言えば心地よく、悪く言えば単調で時々睡魔に襲われてしまいましたちなみに、カップルで来ていた、私のとなりの男性は、ほとんど眠っていました(笑)前半のウミイグアナやアメリカカブトガニの映像、ハセイルカによる凄まじい攻撃に縮こまるイワシの魚群が海面に押しやられ、上空から矢のように突っ込むカツオドリの映像は迫力があり圧巻で、また、シャコ対カニの戦いは、はりつめる緊張、壮絶な戦いで、こんな映像は観たことないなあと感心して観ていました。感心して観てはいましたが、ヒーリング効果か?ウトウトっとするところはありましたが(笑)、圧倒的な、迫力のある映像、観たこともない世界を楽しんでもいましたそんな気持ちが一変したのが、ヒレをとられて海に捨てられたサメの映像や、銛で突き刺されたクジラやし掛けられた魚網に絡まり、もがく魚たちの姿の映像を観た時でした映画の最後に「映画のために海に生きるものたちを殺して(傷つけて)いない」と言うようなテロップが出たのですが、パンフを読んで詳しいことがわかりました。ヒレだけ取られて海に捨てられるヨシキリざめはアニマトロニクスで撮影されたロボットだったのでした。そんなわけで、前半はちょっと興奮、感動しながら、後半はショックな気持ちで映画を鑑賞してました。時間は1時間40分くらいなのですが、ちょっと長く感じてしまいました(^_^;)いつものように、感想が短い場合は画像いっぱい(笑)<シャチ・・・オスは体長6~8m、体重約6t、メスはやや小さく、5~7m、3~4t。強力な捕食者。系郡によって近年固体数が減少、保護の必要性が増している><ウェッデルアザラシ・・・最大で体長3m、体重600kg。南極大陸の周辺部に広く分布><ジュゴン・・・体長は2.5m前後、体重は150~300kgくらいが普通だが、最大で4m、1000kgの記録がある《絶滅危惧種に指定》><アオウミガメ・・・産卵場所と採取場所は離れていて回遊すると言われている《絶滅危惧種に指定》><コブダイ・・・オスは大型で、最大で体長1m、体重14.7kgと言う記録がある><マンボウ・・・世界最大の硬骨魚で、最大で体長3.3m、体重2.3tに達する><ザトウクジラ・・・最大で体長20m、体重60tに達する大型クジラ。集団で年周期の回遊を行う> <シロナガスクジラ・・・最大で体長20m、体重60tに達する大型クジラ。 過去を含め歴史上最大の動物で、体長33m、体重172tの記録がある《絶滅危惧種に指定》><チンアナゴ・・・最大で40cmくらい、太平洋、インド洋の熱帯域の珊瑚礁、日本でも、沖縄、小笠原などで見ることができる><ムラサキダコ・・・世界中の暖海に分布。映像のタコは日本の島根で撮影されたもの><クモガニの一種・・・オーストラリア沿岸でよくみられる。大きさは甲羅の長さで15cm前後>製作、脚本、監督のジャック・ペランも案内役で出演していて、一緒に出ている少年は彼の息子のようです。映画に出てくる博物館に行ってみたいと思ったら、世界中のどこにもない、監督がこだわって作った空想博物館でした(^^ゞ1月22日(金)から公開<パンフレット¥600クリックで公式サイトへ>映画は、いまひとつとなってしまいましたが(^^ゞこのパンフはいいですよ海洋生物がお好きな方には特にお薦めです。映画に登場した96種類の生物(これで全部かどうかわかりませんが)の写真と説明があってちょっとした生物図感になっています。また、活気的な撮影システムについても書かれています。そこは想像さえも呑み込まれる未知の世界。生命(いのち)の原点、感動の頂点へようこそ。<TOHOシネマズ六本木にて鑑賞>ポチッとお願いします