Cinema Collection

SHOOTER

合衆国VS孤高の狙撃手＜シューター＞

映時間 125分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開 (ＵＩＰ)
初公開年月 2007/06/01
ジャンル アクション／サスペンス
映倫 PG-12

【解説】

元アメリカ海兵隊の凄腕スナイパーがライフルを手に
国家的陰謀へ立ち向かう迫力のアクション・サスペンス。
原作は『このミステリーがすごい！』で１位に輝くなど
日本でも大きな話題を集めたスティーヴン・ハンターの
原作スナイパー小説『極大射程』。
監督は「トレーニング デイ」のアントワーン・フークア。
主演は「ディパーテッド」のマーク・ウォールバーグ。

【ストーリー】

アフリカのエリトリアで偵察任務に就いていた米海兵隊の
敏腕狙撃手ボブ・リー・スワガー。だが、その攻防で
援軍に見捨てられ、相棒のドニーが命を落としてしまう。
３年後、スワガーは一線を退き、愛犬サムとワイオミングの
山中で隠遁生活を送っていた。

そんなある日、彼の元に退役したアイザック・ジョンソン大佐と
その部下たちが訪ねてくる。そして、全米各地を遊説する大統領に
対する暗殺計画が発覚したと語り、スワガーの経験から犯人が狙撃に
及ぶ都市を割り出してほしい、と要請してくるのだった。
やがて、その都市をフィラデルフィアに絞り、現場で監視にあたる
スワガーだったが…。

【感想】
（）

マークウォルバーグの主演と言うことで、日本で人気のある
知名度のある役者さんではないかもしれませんが、
予告編を何度も観てなかなか面白そう！と
思って映画館に行きました。

公開３日目で、日曜日のお昼にもかかわらず、スクリーンも
１７０席くらいと小さいのですが、観客は３分の２くらいしか
入っていなかったです・・・
パイレーツ、スパイダーマンは完売になっていたのに(^^ゞ

マークウォルバーグは、『ミニミニ大作戦』で見た時は
そんなにかっこいい人とは思わなかった・・・と言うより
ちょっとださい感じがしたのですが（笑）、
『ディパーティッド』で存在感があって、おやっ！と
思い、今作で初めて（笑）カッコイイじゃん！って
思いました。

原作の『極大射程』はこのミステリーがすごいで
１位になっていてファンも多いとのことですが、残念ながら
私は未読ですので、原作と映画の比較はできません。

ですが、映画は、最後まで私を惹きつけさせてくれて
ドキドキハラハラもさせてくれて、派手なカーチェイス、
迫力ある銃撃戦となかなか面白いアクション映画
でした。

主人公がどうして罠にかかって、それを
どうやって切り抜けて彼らに復讐するのか、
彼を罠にかけたのはなぜかと言うサスペンス的な
要素もありますが、全体としてはサスペンス映画と
言うよりアクション映画です。
（って予告編観ればわかりますよね(^^;)）

ですが、政治的な問題提起もありますし
政府？政治？を批判、皮肉っているセリフなども
あって単なるアクション映画だけで終わってはいない
とも感じました。とは言えストーリーに深みがあるわけでは
ないですよ(^^ゞ

ダイハードや００７シリーズがお好きなかたは
この映画も楽しめるのではないでしょうか

ただ主人公はスナイパーなので、また復讐劇なので、
当然人が撃たれる、殺されるシーンも多いわけで、
人がバタバタと死んで行く・・・それがリアル（残酷？）
すぎるので、そういうのが苦手なかたにはちょっと
どうかなあとも思いますが

マークはからだも相当作りこんでいて、
骨太なストイックな主人公を
孤高なスナイパーを熱演していました。
いやあ今回の彼は本当にカッコイイ！に
つきますね～～



そして対照的なのがＦＢＩの新米らしい捜査官
『クラッシュ』『ワールドトレードセンター』のマイケルペーニャです。
一生懸命なんだけど、ちょっと頼りなくてお人よしそうで・・・
なので骨太なマークと対照的で
二人のコントラストがとても良かったと思います。



リーサルウェポンシリーズのダニーグローバー
『ドリームガールズ』ではいい人だったのに今回は
悪役・・・そんな悪そうに見えないから
かえっていいのかも？(^^ゞ



ラストに関しては、ああいう
（目には目を！歯には歯を！的な）
ラストは現実を考えるとどうなんだろう
（銃社会のアメリカにとっては）と思うかたも
いるかもしれませんが、これは映画の中の
出来事、フィクションなのですから、
私はあれで良かったのではないかと
思います。

孤高のスナイパーが心を許せる
ただ一人（一匹？）のサムと言う犬が
出てくるのですが、犬好きの私には
たまらなくかわいかったです。
大型犬でシェパードぽい（耳がたれてるので
違うと思いますが）のですが
かなり犬好きで犬種がも知っている私
なのですが、犬種が出てこない(^^ゞ

で、ボブが罠にはまると言うことは、
この犬殺されちゃうかも～～と
映画の中のことなのに、変なことが気になった私でした(^^ゞ

極大射程ってなんか古臭いタイトルだと思ったのですが
原作の小説のタイトルなので仕方がないですね
これは原作がかなり面白そうですので時間ができたら
原作も読んでみたいと思いました

この映画はスクリーンで観た方が迫力を
感じられるので観ようと思っているかたには
映画館で観ることを強く（笑）お薦めします


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