2008/12/19(金)20:01
★幻影師アイゼンハイム(2006)★
THE ILLUSIONIST
すべてを欺いても
手に入れたいもの、
それは君。
映時間 109分
製作国 アメリカ/チェコ
公開情報 劇場公開(デジタルサイト=デスペラード)
初公開年月 2008/05/24
ジャンル サスペンス/ミステリー/ロマンス
【解説】
ピュリッツァー賞受賞作家スティーヴン・ミルハウザーの
同名短編小説を「レッド・ドラゴン」「25時」の
エドワード・ノートン主演で映画化した幻想ミステリー・ロマンス。
19世紀末のウィーンを舞台に、身分の差ゆえに一度は
諦めた初恋の女性を巡って、一人の天才幻影師が
自らの奇術を駆使して時の皇太子に果敢に立ち向かう姿を、
妖しくも格調高く描き出す。
共演はポール・ジアマッティ、ルーファス・シーウェル、
ジェシカ・ビール。監督はこれが長編2作目の新鋭ニール・バーガー。
【ストーリー】
19世紀末、ハプスブルグ帝国終末期のウィーン。
イリュージョンが見せ物として隆盛を誇る中、天才と
評され絶大な人気を集める幻影師、アイゼンハイム。
ある日、評判を聞きつけた皇太子レオポルドが観覧に訪れる。
ショーの途中、皇太子が同伴していた婚約者を舞台に招いた
アイゼンハイムは、彼女が幼なじみのソフィと気づき動揺する。
かつて2人は互いに愛し合いながらも、階級の壁の前に
引き離されてしまったのだった。そんなアイゼンハイムは王宮に
招かれた際、皇太子の前で挑発的な態度に出る。
これに逆上した皇太子は、自らに仕える警部ウールに
アイゼンハイムの追い落としを命じるのだったが…。
【感想】
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この作品2年前にショウビズで観た時から、
観たかったのですが、同じ頃にアメリカで
公開されたプレステージはすぐに日本で
公開されたのに、この作品の日本公開は2年も
待たされました
しかも、タイトルが「幻影師 アイゼンハイム」などと
アニメのタイトルみたいで、試写会の応募もして
いませんでした
でも、このタイトルって原作の本の邦訳のタイトルなんですね(^^ゞ
中々観に行けなかったのですが、上映終了前に
すべりこみセーフで鑑賞できました
何も読まないでの鑑賞でしたが、予告編などから、
あるいはショウビズで観たからかなあ・・・
謎解き、ミステリーとしては、ほぼ自分が思っていた
通りの展開でしたので、そう言う意味では
目新しさは感じませんでした(^^ゞ
ですが、紗がかかったような淡い映像と言い、
それにあったミステリアスな音楽と言い、とても幻想的で、
ロマンチックで、冒頭から惹きこまれていきました
大人のラブストーリー、大人の寓話として、
とても素敵な作品ですし、わかってしまったミステリー部分も
含めても私は好きな作品です。
内容については細かく触れないほうがいいようですので
登場人物の感想を
<幻影師・アイゼンハイム>
『真実の行方』から、この人上手いなあと思ってい
たエドワードノートン彼が、ラブストーリーが初めてとは意外でした。
そう言えば、彼の作品と考えてすぐに
浮かぶのは、『ヒストリーX』『25時』『ファイトクラブ』
『レッドドラゴン』などで、男っぽい作品ばかりでした(笑)
マジシャンとしての練習もかなりしたようで、
共演のジェシカやルーファスが「どうやったの?」と聞くほど、
彼のマジックは上手かったようです
指先から立ち居振る舞いまで、本物のマジシャンのようでしたし
ミステリアスな雰囲気もとっても素敵でした
<公爵令嬢・ソフィー>
ネクストで初めて知った(と思う)ジェシカビール
ネクストで見た現代的なイメージが強かったのですが
令嬢役も中々良かったです
<ロシアの皇太子・レオポルド>
そしてルーファスシーウェル!!!私は彼のことを
トリスタンとイゾルデで知って、
その後パリジュテームを見たので、
私の中ではワルのイメージではなかったのですが、
TVで、ロックユーレジェンドオブゾロを見て、
『え~~!彼はいつもは悪役なんだ』
と驚きました
初めて、スクリーンで彼を見たホリデイもなんじゃこりゃっ
ていうほど嫌なヤツだったしぃ~~
そして、今回も敵役でした
でも、品格があって、切れ者な雰囲気の
ロシアの皇太子役似合ってましたけど
<ウール警部>
最後に忘れちゃあならないのがポールジアマッティ!
好意を持っているアイゼンハイムと皇太子の板ばさみ
で苦悩する警部を好演でした
私たちは彼の目線で物語を観て行く感じです。
ラストの彼の笑顔がなんともいいなあ。。。
シューテムアップでのわる~~い彼とは
また違った魅力でした
若き日のアイゼンハイムとソフィーも美男美女で
かわいくて良かったです
じ、実は(^^ゞこの日は鑑賞2本目で、丁度睡魔の
押し寄せる時間で、映像と音楽の心地良さで
ふっと睡魔が来てしまったところがあって
(皇帝のお屋敷に呼ばれてマジックをしているところ)
大切な伏線を1箇所、もっとか?見逃したようです
ですので、この作品はDVDになったらまたゆっくり
観たいと思っています
『すべてを欺いても手に入れたいもの、
それは君。』
きゃ~~こんなこと言われてみたいですぅ~~
できればジョニーに(笑)
ジョニーは絶対無理だから(当たり前・笑)
この際だれでもいいので、私に言って下さい(笑)
そうそう、あのペンダントも欲しいです(笑)
公開が終了しているところが多いと思いますが
DVDになったら是非ご覧下さいね
<クリックで公式サイトへ>
オマケ
ジェインオースティンの読書会に続き、またまた
パンフ売り切れでした
絶対に欲しいパンフに限って手に
入らないんですよね